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お菓子のパラダイスだった我が家
私は父のことを過去の記事で嫌というほど書いている。そのほとんどが父のネガティブな面について。(まあ家庭のことは全てネガティブ要素と言っても過言ではない)
しかし私は小さい頃父の恩恵にあやかっていたことがある。
それは「お中元」である。
うちの父は今思うとそんなにお偉いさんだったのか?よく記憶していないのだが。あ、でも父は出向という苦い経験をしているのでその前は割と上の立場にいたんだと思う。
そこで大変だったのが、お歳暮とお中元である。
もちろん幼い私と弟がどのくらいの額を両親がそれらに費やしていたのかは全く知る由もない。しかしいただく量から計算するとかなりの額のお金を両親は遣っていたのだと察することができる。
いただくお中元で特に多かったのは、間違いなく洋菓子。
私の故郷神戸には洋菓子の老舗がたくさんある。例えば名前を挙げると、モロゾフ、ゴンチャロフ、風月堂、フーケ、ケー二ヒスクローネ、ドンク、カスカード…あれ?最後パン屋さんの名前になってしまったけれど。
いくつもの大きな缶の中に山ほどお菓子が詰まっている。そしてその缶が山のように部屋に積まれている。これは何も知らない幼い子供にとってかなり大きな刺激であることには間違いない。こんな幸せを私と同年代の人はみんな味わってきたのだろうか?疑問だ。
だから両親がわざわざ高いお菓子を買ってきたことがなくても、私たちはその味を知ってしまった。恐ろしいことに舌が肥えてしまったのである。それにいつでも我が家にはそんなお菓子があるものだと勘違いしていた。だってお歳暮でもいただくのだから。
しかし、しかしである。私も自分で家庭を持って思うのだがそんなに世間は甘くない。うちの夫は平社員である。一応は課長ではあるが何も偉くない。(と夫は常日頃言う)だからお中元お歳暮はゼロに等しい。いただいたとしても…何だろう?バウムクーヘンくらい?(たまに会社から配られることがある)
いずれにせよ今の私は優雅なお菓子とは縁がない。お中元というと昔のお菓子のパラダイスを思い出す。幸せだったなあ…と。
人間若いうちは買ってでも苦労をしろと言うが、若いうちに苦労せずにいただいていたお菓子たちとは今縁がなくなった。じゃあ今私は苦労をしてないのだろうか?ふと、そんな疑問が頭をよぎった。
なんのはなしです菓
#なんのはなしですか
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☀この記事はクロサキナオさんの企画参加記事です☀
#クロサキナオの2024SummerBash
https://note.com/kurosakina0/n/nca6ac9a35baa
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先月に引き続きクロサキナオさんの企画に参加します!
今回ものすごくネタに悩み、こんなものにしてしまいました。
自慢話じゃないんです!
そう聞こえたらすみません。
ただ今は高価なお菓子、いや食べ物全般には縁がありません😂ꉂ(ˊᗜˋ*)
今の私が苦労を全くしてないかと言うと違うと思うのですが、昔のようなお菓子のパラダイスは二度と私の人生にはないでしょう。いい経験をさせてもらったと思うことにします。
今日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な月曜日をお過ごしください✨
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