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「社長室って何してるの?」という疑問に答えます
はじめまして。ROBOT PAYMENTという会社(以下、RP)で社長室業務を担当している新藤と申します。
「社長室」の仕事は会社によって様々で、そもそもそういった部署がある会社/ない会社があると思うのですが、「経営を補助する仕事」が必要となるケースは様々なステージの会社でありえると思います。
また、「将来経営に携わる仕事がしてみたいな」と考える方(私もそうでした)にとっても参考になればと思い、私自身が社長室としてこれまでやったことや普段考えていることをお伝えできればと思います。
そもそも社長室って何?
会社によって大きく役割が異なると思うのでRPのケースをお伝えすると、基本的に「社長が感じている課題(=経営にとっての課題)を解決するために次々と手を打っていくこと」が社長室の仕事だと考えています。
大きく分けて「経営企画的側面」「プロジェクトマネジメント的側面」の2つの側面があります。
「経営企画的側面」
収益分析・予測/KPI分析・管理・策定/経営会議資料作成・ファシリテーションなど経営判断の材料となるデータの分析や提供、経営戦略立案のサポートを行っています。
CFOや事業部長と協力して進めることが多いです。
「プロジェクトマネジメント的側面」
上記経営課題の分析や論点出しを行ったうえで、解決のために必要な施策をプロジェクト的に進めます。
例えば、カスタマーサクセスチームの動きをより活性化する、中堅社員の成長を促すための人事制度を作る、など。
RPは創業20年の会社なので社内文化はしっかりと形成されていますが、規模で言うと100人未満の会社なのでまだまだ足りていないロールやこれから整えていく組織・制度なども多々あります。
具体的には何しているの?
社長室業務のプロジェクトマネジメント的側面の一環で、広報チームの立ち上げを行いました。
RPでは、元々マーケティング部でプロダクト広報のためのプレスリリースや取材対応などを行っていましたが、プロダクトや会社全体の認知度をもう一段高めるべく、広報専任メンバーを社内で募り広報PR活動を始めました。
広報チームとして大きく携わったこととして、PR会社や事業部メンバーと協力し、経理の働き方における課題にフォーカスし課題提起した「日本の経理をもっと自由に」プロジェクトを発足しました。
「日本の経理をもっと自由に」プロジェクトに寄せた想いはこちら↓
(プロジェクト発表会後、フジテレビ「Live News α」にて6分間取り上げられ、ヤフトピにも掲載されました!)
他のプロジェクトとしては、CI(コーポレートアイデンティティ)の策定を主導して行いました。
RPでは先述の通り創業から20年経っており、文化がある程度確立しているものの、新メンバーも増えてきたのでこのタイミングで「RPとはどういう会社か」「何を目指すのか」といったところをコーポレートブックとしてまとめました。
「これまでの歩み」「事業について」「成長戦略」「未来のイメージ」「組織について」というアジェンダで整理をしています。
CI策定を行うと、メンバーの認識統一、新メンバーのオンボーディングや新規採用時のグリップ、PRにおけるメディアへのアプローチ、事業提携のディスカッションなど、様々な場面で活用できるのでかなりおすすめです。
(実は、CIプロジェクトは私自身の入社Day0から着手したので、何も知らない状態から20年分のストーリーにキャッチアップするのはかなり骨の折れる作業でした。。ただ、このプロジェクトのおかげで、会社について自分なりに咀嚼し理解することができたのでそういう意味でもおすすめです。)
CI策定のプロセスについてはまた別の機会でまとめたいと思います。
社長室って結局どうなの?
私は元々、社長室の仕事というのは「社長の業務の補佐をする仕事」であり、「社長が手が回っていないことを代わりにやることで、社長が他の課題に注力できる」ためのものだと考えていました。
たしかに、そういう性質もありますが、どちらかというと「社長と自分の課題認識・優先度は同じであるべき」であり、ちょっとサイコな言い方ですが、「社長の脳内を完全コピー」してそれを具現化する・確実に実行する・よりスケールさせることが仕事だと、RPで社長室業務を行うようになり考えが変わりました。
(勝手に、社長が作家で、社長室は編集者であるといつもイメージしています)
ですので、社長が注力したい課題に対しては一緒に向き合い、より高いクオリティ・早いスピードで解決するのがバリューだと捉えています。
そういう意味では私はまだまだ至らないところが山ほどあるのですが、最高にクリエイティブでエキサイティングな仕事で毎日(大変ですが)楽しいですし、社長室的なロールの導入を検討されている企業の方にはぜひおすすめしたいです。
さいごに
現在、RPでは「日本の経理をもっと自由に」プロジェクトを立ち上げ、経理の方をノンコア業務から解放し、より価値のある仕事や柔軟な働き方によって成果を出してもらうことを念頭に置いた活動を行っています。
個人的には、より経営に対してインパクトのある仕事という意味で、経理の方の数値データを集める・分析する・加工する経験を活かし、経営企画・社長室業務にスライドしていくことが、企業の組織開発としても個人のキャリア開発としても非常にマッチしているのではと考えています。
請求管理ロボでは、そんな経理の方々を「請求管理の自動化」という観点で省力化する手助けを行っています。
経理の方がより企業経営に重要な業務に注力していただく(ひいては経営企画・社長室業務までロールを拡大する)ことで企業が成長し、企業としても個人のキャリアとしてももう一段上のステージに上がる、そんな世界感が実現できればいいなと思います。
ご興味のある方はぜひお問い合わせ頂ければ幸いです!
(お問い合わせはこちらもしくは気軽にTwitter・Facebookでメッセいただければと思います)
最後が宣伝みたいになってしまいましたが、社長室・経営企画業務に携わっている方と情報交換していきたいので、お気軽にご連絡いただければと思います。よろしくお願いいたします。
仕事用にTwitterアカウント作り直しました!
— 新藤 雅之 | BtoB SaaS社長室 (@masayuki_shindo) June 4, 2020
Facebookは宣伝多めですが、TwitterではSaaS、経営企画、IR、広報あたりを中心になるべく有益な情報をつぶやいてみようと思います!
(酔っ払って変なツイートしないように気をつけます。。)