オペレーターが勧めるDTP用のモニタと選び方
DTPオペレーター / DTPデザイナーのまさゆきです。
普段皆さんはどんなモニタを使っていますか?
安い物では1万円、高いものだと10万円を越える製品もありピンキリです。
ではオペレーターがDTPをするにあたってモニタを選んでいるのでしょうか。本記事では選ぶ基準を解説しながらおすすめのモニタを紹介します。
選考基準
・モニタサイズ
DTPを行う際は様々なアプリを使うので最低でも24インチのモニタを用意しましょう。
個人的な使用感は…
24インチ…正面を向いた時に目の両端までモニタが見え、バランスがいい
27インチ…やや離れて見ないと首が動くが、作業スペースは広い
務めている会社では在宅用が24インチ、社内用では27インチにしています。
・解像度
解像度が低いと文字などの輪郭線がギザギザに見えます。また、UIサイズが変更され解像度が高いとアイコンなどが小さく表示されます。例えばmacの4Kディスプレイ(3840×2160)だと小さすぎて文字が見えない事もあります。
2K / フルHD (1920×1080)…解像度がやや物足りず、モニタが近いと画素のアラが気になる
WQXGA (2560×1600)…画素が目立たず写真もキレイに再現される
4K / ウルトラHD (3840×2160)…キレイに表示されるものの、アイコン類が小さく作業しにくい
個人的にはフルHDより画面がキレイで、4Kほど解像度が高くないWQXGA (2560×1600)がおすすめです。画質と使用感のバランスがいいです。使用感を変えたくない方は、一般的な解像度であるフルHD (1920×1080)もおすすめです。
・色空間
もちろんキレイ=発色がいいモニタを用意したいですね。
DTPにおいては、実際の印刷物とモニタの色が一致している事が望ましいです。印刷物とモニタの色を揃える事を「カラーマネジメント」と言います。
また、写真を編集する事が多いので「Adobe RGB」という規格に合ったモニタがベストです。簡単に言えば表示できる色がたくさんあって、キレイという事です。安いモニタは表示できる色に限りがあります。
【おすすめ】実際に使っているモニタ
モニタサイズは24.1インチ。解像度はWUXGA(1920 x1200)。AdobeRGB カバー率99%でカラーマネジメントにも対応しています。解像度に物足りなさがあるものの、総合的にこのモニタが選択肢に入ってきます。
このモニタが発売された時は衝撃的でした。DTPで使われる「カラーマネジメントモニタ」は安くても10万円はしたからです。
価格は56,000円と高いですがamazonのセールだと10%OFF+2000円引きクーポンが使える事があり最安値は49,210円です
務めている会社では実際にこのモニタを使用しています。個人的にはグレー部分の発色性が素晴らしいと感じています。モニタスペックが低いとカラーマネジメントをしても全体的に赤っぽく見えますが、このモニタだとそんな事ありません。
他のモニタ
DTP業界では高い評価を受けるEIZO社。その中でもカラーマネジメントができるモニタが「CS2400S」です。先ほど紹介した「SW240」とほぼ同じスペックです。
大きな違いとして、70Wの給電に対応したUSB Type-Cをサポートしている点です。MacBook ProといったUSB Type-Cを搭載しているパソコンであれば、ケーブル一本で充電とモニタへの出力が可能です。
また、古くからDTP業界で使われてきた事から色への再現性に信頼があり、多少高くても「安心を買う」という考え方もできます。印刷会社の現場などでは1台は欲しいモニタです。
個人で買うには少しコスパが悪いと言えます。
(追記)オススメのモニタ見つけました
まとめ
DTPでは色を正確に見ることが求められます。モニタで見ていた色が印刷された色と違うとクレームに繋がりかねません。
色のトラブルは印刷会社に原因があると思われがちですが、データ制作側に起因している場合もあります。なるべくトラブルを減らす為にモニタにもこだわっています。
他コンテンツのご紹介
記事をご覧いただきありがとうございます。最後に宣伝をさせてください!
印刷物の制作はお任せください!
大手製造業の現役DTPオペレーターが印刷物の制作を行います。「こんな物を作りたいんだけど…」といったご相談でも最適な提案ができます。ぜひ一度ご連絡ください。
YouTube
YouTubeではDTP業界の解説などを投稿してます。ぜひご覧ください!
コメントなど皆さんの反応が活動の励みです!
質問・感想などぜひ書いていってください。
よろしくお願いします!