ChatGPT 4o with Canvas:OpenAIが全てのAIツールを吸収する時代
"ChatGPT 4.0 with Canvas"というのは、ChatGPTの新しいバージョンで、"Canvas"という機能を追加したものです。この機能により、従来のチャット形式に加えて、もっと直感的に情報を作成、編集、表示することができます。以下のようなことが可能です:
1. 文書作成と編集
Canvasを使用すると、長文のドキュメントを作成したり、プロジェクトに関連する情報をまとめたりするのが非常に簡単になります。以下の点で役立ちます:
記事やブログ投稿の作成: 長文のテキストをCanvasに記録し、他のセクションと比較したり、じっくりと確認することができます。
メールや提案書の作成: ビジネス文書や個人的なコミュニケーションのためのテキストを生成し、それを簡単に修正・調整できます。
段階的な推敲: ユーザーが提供するフィードバックに基づいて、特定の文を変更したり全体の構造を見直すことが可能です。
2. プログラミングコードの作成と実行
Canvasではプログラミングコードの作成と編集もサポートされています。
コードエディター: PythonやJavaScriptなど様々なプログラミング言語でコードを作成し、それをCanvasに保存しておくことが可能です。
コードの修正・最適化: 既存のコードの問題点を修正したり、最適化案を提案することもできます。
具体的な活用例
ブログ記事: ブログ記事を作成し、Canvasでドラフトを編集・改善する。リリース前のフィードバックを得るのに便利です。
プログラミングスクリプト: コードのバグ修正や最適化をリアルタイムで行い、実際の実行結果も確認できます。
企画書の構成: プロジェクトの企画書やプレゼンテーション用資料をCanvas上で段階的に整えることができます。
要するに、ChatGPT 4o with Canvasは、単なるチャット形式での会話を超えて、実際のコンテンツ作成や編集をスムーズに行えるようにするための機能を提供しています。これにより、より深い創造的なプロセスに携わったり、複雑なタスクを効率的に管理することが可能です。
プログラミングの実例
モデルを「ChatGPT 4o with canvas」を選択します。
次に、「Pythonでマインドマップアプリを作れますか?」と聞いてみます。
すると、次のような画面が出力します。
右にコードが記載されて、右下に次のようなアイコンがあります。
上から順番に、表示されたコードに対して、「コメントを追加」、「ログを追加」、「バグ修正」、「言語レベル調整」、「コードレビュー」を行います。
「Add Comments」をクリックすると、コードに対してコメントが追加されます。
「Add logs」をクリックします。
「Fix bugs」をクリックします。
「Port to language」をクリックします。
様々な言語に書き換えることができます。C++、PHP、JAVAなどにです。
次の例は、C++に書き換えた場合です。
その他にも、「Code Review」があり、コードをレビューしてくれます。
ビジネスメールの実例
ビジネスメールを「マーケティングの一環で、ChatGPT 4o with canvasの優位性を示すメールを送付します。文章を考えてください。」というプロンプトで作ってもらいます。
文章の場合は、上から順番に、「Add emojis」、「Add final polish」、「Reading Level」、「Adjust the length」、「Suggest Edtis」となります。
「Add emojis」をクリックします。
「Add final polish」をクリックします。
「Reading Level」をクリックしますと、読み手のレベルに合わせて文章を書き換えることができます。今回は、「Graduate School」レベルを選択しました。
「Adjust the length」をクリックします。文章の長さを変更できます。
最後に、「Suggest the edits」をクリックします。次のように文章に対して、指摘してくれます。
所感としては、OpenAIは、LLM系プラットフォーマのAPIを利用して作った機能を全ていずれか吸収していくことでしょう。
自力で作成した文章やコードをChatGPT 4o with canvasにかけて、コードをブラッシュアップしたり、文章を推敲したりすることができる時代が来て、それに合わせた仕事の仕方をしていく必要があるなと思いました。