髪と紫外線
髪の毛がパサパサ したり艶がなくなってくると、
「シャンプーが悪いのかな?」とか「トリートメントをちょっといいのを買おうかな?」とまず思いつきますね。
あるいはドライヤーのかけすぎかなと思ったり、カラーリングのせいかな? と思ったり…
そういう原因もある可能性もありますが、シャンプーやコンディショナー、カラーのせいにするだけでなく、紫外線が髪の毛に与える影響について考えてみましょう。
肌なら赤くなったり、ほてったりして自覚症状がありますが、髪の毛は紫外線を浴びても、何も言いません。
お肌だけでなく髪の毛のためにも、紫外線対策が必要です。
日本人の髪の毛は、欧米人に比べて黒っぽい色をしています。
この黒い髪の毛は、紫外線を吸収する機能がある黒色系のメラニン色素を多く含んでいて、日本人の髪は欧米人の髪の毛よりは紫外線を防ぐ力が強いようです。
でも、最近は若い人でもカラーリングをするようになりました。
カラーリングというのは、メラニンを壊して、一度髪の毛の色を明るくしてから色を入れるというしくみのため、紫外線を防御するメラニンが減ってしまいます。
より一層紫外線のダメージを受けやすくなっているということですね。
紫外線のダメージをうけるとどうなるかというと、キューティクルという言葉を聞いたことがあると思いますが、紫外線を浴びることは、このキューティクルをはがす原因になります。
髪の毛の表面のキューティクルがはがれた図を見たことがあるでしょう。
それにより、キューティクルの内側のコルテックスというタンパク質の部分の水分まで失われることになります。
そのために髪の毛がぱさついたり、赤茶けたりしてきます。
これから紫外線が強くなる時季、今からでも遅くはないです。
しっかりとした対策をしていきましょう。
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