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飽きられたか、慣れたのか、関心がないのか、すべてか、なぁ鷺さん。

 コンデジの前、スマホカメラで、近くのため池でよく見かける。同じ鳥かどうかもわからない。羽の色や模様が、時々違うような気がするが、やはり同じと思いたい。しいて勝手に名づけると、「さぎ」ちゃん。

 最初の頃、カメラを向けると、睨み返してきたり、どっか羽ばたいていったり、一年以上過ぎると、無反応、ほっとくという感じするある。勝手にしたらっていう感じすらもない。

 ため池に魚がいるのか、ほかの餌となるものがいるのか、あるのか定かではない。時々、鴨がいる、亀がいる池。当然、人工池だし、田んぼの季節には、貯水量は変化する、最近は、耕作が激減しているので、ため池には、あまり水が溜められていない。周りに住宅もないので、溢水や洪水とかの懸念ははない。行政が管理しているようだ。

 こう田畑が減っては、田んぼには餌となるような虫などはいないと思う。それは鳥さんの勝手、何を餌にしようと、どこへ行こうと自由だし、どうでもいい。いまのところ、餓死・エサ不足はないみたい。

 別のため池には、ネズミの超でかいの、ヌートリアかカピバラか、初めて見たときは、ほんとびっくりした。なんだ、なんだと。

 慣れると、そんなもん。そう思うようになった。慣れは怖い。

 似たような経験が、神戸に単身赴任していたとき、六甲山系は山が厳しい割には、登山道が整備されているものの、つい横道にそれて、迷子になった。そのとき川にそって下りれば街中に、すぐ出られると思った。

 黄緑色の長い蛇に、突然、ばったり出会い、お互いフリーズして数秒、にらみ合い、結局、相手が逃げた。それ以後も、蛇に突然、あってもびっくりしなくなった。四国遍路で山の中で蛇が横に平行に走っていたが、平然とあるいた。

 まだ、人間の方にびっくりした。愛媛県の東の方の遍路寺、道を間違えて、かなり山奥に入ってしまった。携帯電話で確認しても、こりゃ間違えたと思い、引っ返そうと後ろを見ると、自転車を押した若い男性、まさかこんなところで会うようなパターンじゃないし、遍路さんは、基本的に善男善女うだから、問題なく、一緒に本来の道に戻った。人の通った跡があるからたどったとの由。それもわかる。

 自然界は、まだまだ何が起きるかわからない。その語、遍路は、基本歩きだが、レンタサイクルを多用するようになった。横着にも、レンタカーやレンタルアシストもあった。観音寺の雲辺寺山では、ロープウエイ乗り場まで急な山道を、これで行った。結構、距離はあったが、地域の風景、雰囲気がよく身に沁み、しかも軽快で機動性がある。ガソリン代や駐車料金もいらない、いるのは体力、気力、判断力だけ、これらはお大師様(弘法大師空海)がフォローしてくれる。般若心経もよく読まず、遍路さんも少ないためか、私の行動をじっと観察していたご住職にねっちり遍路さんの心構えを説かれてしまった。

 平素に似合わず、おとなしくしておりました。

 南無金剛遍照佛。

 このころからまじめに、般若心経読経ほか遍路の義務を果たすよう心がけております。とてもスタンプリレーとか四国一周旅行とは考えたことはありません。なんやかやで、お金は、30万円以上はかかります。歩くのは大変です。1時間4.6キロメートルの速さ。30キロメートル歩くと、ぶっ倒れそうです。暑いときにくのが好きで、いろんなところで、田んぼの中から、「がんばれよ」とか「倒れるな」とか励ましの声をいただきました。

 今日のテーマ、ため池の鷺の話から、四国遍路の思い出に代わってしまいました。まだまだ修行が足りません。

 ため池のサギちゃん、一度👍で触ってみたい。無理だろうな。もう一つのでっかいネズミ、触りたくないけど、どうだろう。食ってみたいとも思わない。悠々と泳いでいた。

 まだ自然が生きている兵庫県明石のはずれの田んぼと新興住宅街のボーダーラインに住む者です。今日は、天気が悪く雲で、大好きな月が見えません。

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