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小説って、結構面白い。何十年ぶりか。

 いま小説に凝っている。昔、高校時代、日本とヨーロッパ系フランス、ドイツ、ロシアの小説をたくさん読んだ。感動もした。高校卒業後、挫折、自らの過ち、自分なりに青春の蹉跌、石川達三やヘルマン・ヘッセ「車輪の下」なんて、読んだけど。それまで。ひきこもり3年の後、社会参加。

 故郷で1年働いた。トラックドライバー、今で言う宅急便の運転・配達。

 朝早くから夜遅くまで。本来は、定時。朝夜は副業、アルバイト。先が見えてたし、現実も身に染みた。レベルの高くない公務員、安定していたし、研修もしっかりさせてくれた。別に頑張ってはないが、大阪、東京と、大学中退、入っただけの若造に、多くの投資をしてくれた。

 ああじゃこうじゃとしているうちに、28歳で結婚、29歳で子ができ、転勤した。ほんの少し管理職。まだまだ人に使われるのもできていないのに、形だけ人を使う立場、精神的につらかった。嫁さんいて、励ましてくれた。なんとか、ずっと持った。30・40代は、やりたい放題。

 別の面で、先が見えて、さっさと現状維持、全国転々しても、たいした差はない。もちろん番付的には、差は出た。いま定年退職・再任用などして、それがどうだったのか、サラリーマン、特に、公務員は、たいした差はない。転勤や移動の負担を考えると、ほどほどがいい。

 日産西川社長5億円の退職金、東京高検黒川検事長5700万円、ほんとかどうかしらんけど、かなり差がある。民間は裏がわからない、検察官は公表できるというより、ある程度、計算できる。実態は、再就職先を含めて、どうなのかわからない。まだまだ真っ黒な日本社会、上級国民の実態、知ってもどうもならないけど。

 まだ渋沢栄一の時代のような、裕福にせよ百姓が大蔵大臣クラスになることは、極めて稀れ、現実は、どうかしらないが。

 閑話休題、平野啓一郎の三冊目の本を読んでいる。「空白を満たしなさい」。死んだ人間が、3年後に生き返る話。まだ第2章途中までしか四d根はいない。そういう設定自体、現実性はない。でも、ストーリーは面白い。

今後、どういう展開か。現職時代、小説には、見向きもせず仕事に励んだ人生、仕事の傍ら、もっと幅広く、視野を広げればよかったと思う今日この頃ではある。

 noteを始めて、毎日書くことは続けているが、前置きを書いているうちに、いろいろ発展するのはいい。横道にそれる。書こうと思った主題を書く前に、かなりの字数を使ってしまう。書くことがあるだけいいか、そう思っている。別の展開がある。

 ひきこもりって、大変なんだから。

 また、このことを書きたい。志ならず無念の日々、希望を見つける、しかしない。とりあえず家を出る。苦しいことばかり、死のうとは思わない。面白いこともある。結婚して子ができて。仕事もそれなりに面白く。

 小説にすれば、同感を得てもらえることも多々あると思う。

 人間、みんなバカと阿呆を繰り返す。自分がそうだった。反省も後悔もしない。

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