飛行機、永いこと乗ってないな、コロナ！

　コロナ憎い。コロナはコロナで、「別に、人間なんか、全然」と思っているだろう。そういうめぐり合わせ。飛行機、昔はよく乗った。いつ頃だろうか忘れた。新婚旅行で東京へ行く便、真っ暗な中、その頃は、さほど飛行機、乗りたいとか、好きとかはなかった。四国高松なので、東京行こうとしたら、船で岡山へ、それから新幹線って、長い長い時間、それだけでくたびれる。飛行機は、あっという間。

　いいなと思い出したのは、初めての海外旅行、韓国ソウルへ行った。窓から、地図で思い描いた朝鮮半島、くっきり。次にイタリア、まず感動したのがシベリアの美しさ、大きさ。フィンランドの湖、キャビンアテンダントっていうか、古い言い方で、スチワーデス。イタリアの。近くで外人女性見たの。

　ミラノからローマ、大きく揺れた。イタリアらしい光景、ゆったり構えていた男性のキャビンアテンダント、乗客のイスラムのスカーフ着た女性が揺れで気分が悪くなると、すっとんで介抱した。その素早さは、すごい。いざというとき、パッと変身、これがイタリア男かと感心した。

　ただ、ヨーロッパは長い、永い時間。行きは、旅行の楽しみと窓を開けると、雲や空が見える、帰りはずっと夜。寝れればいいけど、寝たような寝れないような。ツァーのとき、同じツァーの若いお嬢さん、私が、ビール足らんなとつぶやくと、後ろの方に行ったらくれますよとアドバイス、よく知っているなと、また感心、何事も先達があらまほしき。いろいろだ。

　出張では、工夫して安い航空券で旅行した。世間の風潮が厳しくなり、ツァーで規定どおりの旅費しか出ないようになって、滅多に飛行機は使えなくなった。自分旅行だけ。

　コロナ終息後は、飛行機に乗りたい。ＡＮＡ、ＪＡＬも株価低迷しているが、両社の株、持っています。

　早く旅行に行きたいな。ハワイか。佐渡島か隠岐の島か。沖縄か。いろいろ夢はめぐる。