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上弦の月、もうまもなく中秋の名月
月見れば千々にものこそ悲しけれわが身一つの秋にあらねど
大江千里
秋の日の ヴィオロンの ためいきの みにしみて うらがなし
ヴェルレーヌ
夜の十時を過ぎて、夜空を見上げ、上弦の月を観る。こんな時間が好き。
齢 時七十を過ぎて、過ぎ去りし日々を想いつつ、まだ来たらざるを時を想いながらも、この瞬間を愉しむ。そんな一瞬
この月に向かって、われら日本人は、月面探査宇宙船を送り出している。
月は見える。宇宙船は高速、でも到達には、まだ数か月かかる、なんと遠いことか、現実の月は、遥かなる世界だ。
静かな夜、独り机に向かい、物を想う。
ひとつ一つのくぎり、彼岸に入り、曼殊沙華が咲き、秋分の日は終わった。
人間世界では、アジア大会が始まり、わが日本は、早々に金や銀のメダル、こんなときには、中国は台湾侵攻は、しないだろう。あくまでもしないだろう。かつてロシアは、冬のオリンピック終了後、クリミア半島に侵攻した。8年経って、またウクライナへ侵攻、2年経っても戦争中、酷い。
大相撲は終わった。プロ野球もリーグ優勝は決まった。ラグビーワールドカップも1勝1敗、がんばれニッポン!
いろいろなことがあって、9月も終わりつつある。
暑かった夏、過ぎそうになって、なにか寂しい。
またなにか愉しいこともあるだろう。
月を観ながら、そう感じた。
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