2024年10月21日(月)「未利用魚(?)・ヘダイ」
今日の東京は曇りのち晴れ。
朝の最低気温は10℃割れ(!)、日中の最高気温も20℃割れ迄しか上がらず。流石に、朝の10℃は寒かった。昨日から気温低下してますが、この後も朝は16~18℃程度、日中も20℃を少々超える位の日々が続くようで、こうなりゃ流石に秋本番と言えるのではないでしょうか。ただ、スッキリした秋空は当分望めなさそうです。一昨日、東京に戻りました。さて、
先週末は「開業準備・補助金申請のコンサル起用について」をお届けしましたが、本日は「未利用魚(?)・ヘダイ」について書いて行きたいと思います。
ヘダイ。
どうだろう?聞いたコトありますかね?漢字で書けば、「平鯛」と書くようです(屁鯛ではありません(笑))。コレはれっきとしたタイ科のおサカナでありますので、カゴカキダイやイシダイ等の所謂ナンチャッテ鯛みたいな「あやかり鯛」の一種ではありません。
このおサカナはマダイやチダイ、クロダイ等のメジャー級のタイ科の魚ほど有名では無いし、スーパー等で売られているのを見る機会も少ない(時々は見掛けますが)。従い、コレを未利用魚の範疇に入れてしまうのは、我乍らチトやり過ぎ感があるな、とも思っています(笑)。が、じゃんじゃん利用されている魚でも無いので、敢えてこのジャンルでのご紹介としました。ご理解のホドを。
で、このヘダイ。
流石に直系(?)の流れを汲むおサカナでありますので、味も良いし、ヘンなクセも無いので、どんな調理方法にも合う万能選手。丁度今頃に旬を迎えるサカナでもあるので、市場にもまぁまぁ出回ってて(と言っても、豊洲市場等でも然程多くは見掛けない…)、型もまぁまぁで、今なら割と脂も乗っているのに、マイナー級のおサカナであるコトもあって、値段は安い。その意味ではとってもコスパの良い、お買い得なサカナの一つであると言えます。
日本全国ドコにでも棲息してるおサカナだし、水揚げもソコソコある魚なので、地方名も各地によって様々な呼び方があります。矢張り銀色っぽい鯛なので、「シロダイ」とか「ギンダイ」とか、クロダイ(チヌ)っぽくもあるので「ヘヂヌ」とか「ヒジヌ」とか呼ばれてたりもするようです。
味の方はと言うと、上述の通りクセの無い白身魚であり、マダイの仲間であるので、美味いです。河口域や磯周りに棲むクロダイよりも沖に棲息しているコトもあり、磯臭かったりもしません。何にしてもイケる。今回のヤツは、刺身と塩焼にしましたが、もう全然フツーに美味い。少々驚いたのは、その脂の乗り。期待以上の脂の乗り方で、その意外感にヤラれました。
塩焼も、割とジューシーなカンジの焼き上がりで、美味。見直しました。
スーパーで見掛ける機会は少ないとは思いますが、ドコかで見付けたら是非買って食べてみて下さい。
明日は「醗酵飲料(日本酒)・松みどり」についてお届けする予定です。