9月13日(水)「醗酵食品・三河キュイジーヌ」
今日の豊田は晴れ。
最低気温は22℃、最高気温は32℃迄上昇。
最低気温が切り下がって来ましたね。早朝散歩がキモチ良い時期になって来ました(歩き始めが暗いのはやや滅入りますが)。
今日からは二十四節気・白露の次項で、七十二候「鶺鴒鳴(せきれいなく)」(鶺鴒が鳴く時季)。鶺鴒の鳴き声、判別出来ないなぁ。もしかしたら、聞いたコトもあるんだろうけれども、ソレがワカランと言うのは少々悲しいモノです。ただ、この鳥ならば朝の散歩時に時々見掛けてますね。じゃあ、聞いたコトもあるハズだ(笑)。さて、
昨日は「未利用魚・ニギス」についてお伝えしましたが、今日は先週に参加した三河地方での醗酵系イベントである「醗酵食品・三河キュイジーヌ」についてお伝えして行きたいと思います(冒頭ポスターはコチラから拝借しました)。
三河キュイジーヌ。
このイベント、今年で第9回目になるのだそうです。全く知りませんでした。このイベントを知ったのは、ひと月程前に角谷文治郎商店さんを訪問した際に、お店のお方からチラシを戴いたコトが切欠でありました。
メインテーマとしては「日本酒×フレンチ」と言うコトなのですが、日本酒は愛知県の4つの酒蔵、提供するフレンチには三河産の発酵調味料である八丁味噌やみりん等が使用されている、と言うことで、現在ソチラの方向に大きく舵を切っている(?)自分にドンピシャのイベントとなってましたので、お高い授業料ではありましたが、参加させて貰いました。
今回参加された愛知の蔵元は以下の4社。
・関谷醸造…「蓬莱泉」や「明眸」等のブランドを展開し、設楽(本社)と稲武(吟醸工房)の2ヵ所で酒造りをしている1864年創業の蔵元。
・丸石醸造…「長誉」・「二兎」ブランド等を展開する岡崎にある1690年創業の酒蔵。「二兎追うものしか二兎を得ず」とのコンセプトを元に「味と香」、「酸と旨」、「重と軽」等の二律背反する2つの事柄を追う酒造りをしているとの由。ナ~ンだ、長誉の酒蔵と言って貰えれば理解は早かった(地元の、古い酒飲みなら分かります)。
・柴田酒造場…「孝の司」ブランドを展開する岡崎(の山の中)にある1830年創業の酒蔵。蔵近くから湧き出る「神水(かんずい)」と呼ばれる超軟水を全工程に使用した酒造りをしている蔵です。現在は若い女性杜氏が酒造りを主導されてて、この日も来られてました。
・山崎合資…「尊皇」ブランドを展開する西尾は幡豆地区にある1903年創業の蔵元。しかしまぁ、商品ラインナップの多さがスゴいですね。色々と造ってらっしゃる。
と言う4社から杜氏の方々が、今回のメニューを実食された上で、自らの蔵から夫々のお皿にあったコレぞ!と思われる選りすぐりの日本酒をペアリングして下さり、お食事の進行と共にその一つ一つの銘柄を説明してくれる、と言う贅沢なイベント(各銘柄は以下①~⑫の通り。( )内は各銘柄説明者)。
ペアリングして下さったお酒は全部で12種類(基本的には各40ml)。ソレら以外にも、各蔵からフツーでは入手出来ない、とっておきのお酒もその場で有料販売してくれる、と言う贅沢さ(但し、希少品であるコトもあって、60mlで1,500円・3,000円と結構お高め(泣))。
肝心のメニューの方は、開催場所である蒲郡クラッシックホテルの総料理長である波多野忠明さんが、八丁味噌のカクキューさん・胡麻油の竹本油脂さん・白醤油/白だしの七福醸造さん・三河みりんの角谷文治郎商店の三河を代表する和の調味料4つを隠し味にして、日本酒にマリアージュさせたフレンチとなっており、見てくれフレンチ、お味は和食っぽいモノとなってました(メニュー建ての詳細は以下1~6の通り)。
0. ウェルカムドリンク
① 蓬莱泉スパークリング(関谷醸造/遠山総杜氏)
1. 八丁味噌風味のミートパテとクリーーズ
真鯵と瓜のチャツネ
ツブ貝しろたまりのガスパッチョ
② 二兎 雄町三十三うすにごり生(丸石醸造/片部杜氏)
③ 奥 夏かすみ(山崎合資/木俣杜氏)
④ 孝の司 Pink Cloudy(柴田酒造場/伊藤杜氏)
2. 西尾一色産オインク豚のフォアグラポテトピューレ包み
三河みりんとイチジクビネグレットソース
⑤ 蓬莱泉 和生(関谷醸造/荒川杜氏(吟醸工房))
⑥ 奥 生(山崎合資/木俣杜氏)
3. スズキと蝦夷鮑ポワレ 生姜と七福醸造野菜白だしのソース
⑦ 孝の司 超辛口純米生酒(柴田酒造場/伊藤杜氏)
⑧ 久遠 ミネハルカ(関谷醸造/遠山久男総杜氏…遠山さんの秘蔵酒のようです…名前が…)
⑨ 明眸 純米造り(関谷醸造/荒川杜氏(吟醸工房))
4. 段戸山牛のミスジのステーキ
リードボーとポロ葱のア・ラ・クレーム 豊橋産大葉風味ジュード.ブッフソース
設楽の水で育った水耕にんにくのコンフィ添え
⑩ 二兎 サテン(丸石醸造/片部杜氏)
⑪ 一念不動 45%(関谷醸造/宮瀬杜氏(本社))
⑫ 一念不動 75%(関谷醸造/宮瀬杜氏(本社))
5. 西尾抹茶のパンナコッタ
6. パン コーヒー
いやはや、オモシロいイベントでしたね。
特に、1.の八丁味噌風味のミートパテ、美味でした。三河みりんとイチジクのビネグレットソースも相性バッチリでしたねぇ。食事中は、関谷醸造の遠山総杜氏やホテルの波多野総料理長、その他関係者の皆さんともおハナシが出来、三河の醗酵関係人脈構築には中々に有意義な一夜となりました。
やっぱ、こう言うのも大事にしないと。
そして、ペアリングの大事さ。今後、ペアリングのお勉強もしなきゃね、とも改めて思わされました。
と言うコトで、本日はコレまで。
明日は、「腸活・菌活のススメ。免疫力向上の為に」をお届けしたいと思います。
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