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2024年12月13日(金)「内臓料理(魚)・魚の目」

今日の東京は曇り時々晴れ。
朝方の最低気温はとうとう氷点下。-1℃弱、日中の最高気温も10℃。流石に12月も半ばに差し掛かり、本格的な寒さ到来ってトコロでしょうか。さて、

昨日は「醗酵食品(?)・皮蛋(ピータン)」について書いてみましたが、本日は「内臓料理(魚)・魚の目」についてお届けしたいと思います(冒頭写真はマグロの目ん玉(調理前)です)。

サカナの目。
コレは頭部にあるワケなので、内臓では無いのですが(笑)。ただ、魚体の大きなマグロの目なんて、マグロ水揚げ港である静岡の清水港だとか三浦半島の三崎なんかにある飲食店等に行けば、食べられたりもします。そして、何故か時々都内のスーパーなんかでも売られていたりしますね(誰が買うんだろう?といつも思いますが)。
豊洲なんかに行くと、偶に鮪のアタマだけ売ってたりするコトもあり、個人的にはコスパが良いので(だって、5~6㎏もあるアタマが1,500円とか2,000円で売ってて、頬肉やらアタマの肉やらアゴ肉なんかも付いててこの値段は圧倒的なコスパなんですよ…但し、解体に手間暇掛かるのと、食ったアトの残骸処理に難アリですが…(笑))。

マグロの兜。圧倒的なコスパ。但し、処理に難アリ(笑)。

そんなアタマ(兜)を買った時には、目ん玉も取り出して、煮ます。偶に、スーパーや好きモノ鮮魚店(?)なんかでも、マグロの目玉は1個100~200円程度で売られてますので、お好きな方は是非。
マグロの目玉は結構大きいので(勿論、元々の魚体の大きさ次第ですが)、結構食べでがあります。白くて真ん丸の水晶体?は食べられないけれども、トロリとしたコラーゲン質のガラス体や目の周りを覆う網膜?等はプルプルしてて美味いですね。煮付けたら、堪らんです。

生姜たっぷりで煮付に。

目ん玉はぷるぷるの美味さも然るコト乍ら、栄養価も高いんですね。
マズは、DHA(ドコサヘキサエン酸)にEPA(エイコサペンタエン酸)。両方とも不飽和脂肪酸と呼ばれる(必須脂肪酸とも)、カラダにとっても良い栄養素です(聞いたコトあるヒト、多いと思いますが)。記憶力向上効果、血栓予防・動脈硬化及び心筋梗塞予防効果等アリ。
次に、ビタミンB1・B12もたっぷり。筋肉疲労回復効果(特に眼精疲労)、貧血予防効果アリ。
最後に、コラーゲンもたっぷり。肌の張りの保持、ホネや関節も丈夫に。美容と健康両面で必須の栄養素。

完成した煮付はぷるぷるのほろほろ。栄養価もたっぷり。美味い!

魚はマグロだけじゃあありませんね。他にも、食用(?)として適しているのはカラダの大きい魚や、アタマの大きいサカナ。
例えば、ブリやカツオ、マダイやキンメダイなど。サカナを丸ごと1匹で買って来たら、大抵は兜焼とか兜煮とかにもすると思いますが、その際に捨てずに食わなきゃあイケないのが、目ん玉。
ウチは昔から市場での1匹買いをして来る機会が多く、そうやって食べてたので、子供たちにも小さい頃から「サカナで一番美味い部位は目ん玉である!」との刷り込み(?)をしていたコトもあり、目ん玉は取り合いでした(笑)。

韓国の済州島で釣って来たヒラマサの兜焼。勿論、目ん玉も美味い!

まぁ、内臓ではないけれども、美味い部位には違いないので、是非皆さんも魚の目は捨てずにお召し上がり下さいね~。リクエストあれば、マグロの目玉も買って来ますよ。

と言うコトで、今週はコレにて。
来週初には「未利用魚・ツキヒガイ」について書いて行きたいと思います。
週末も今日と似たような気温の日が続くようです。多少冷え込みはするようですので、お風邪など召されませぬようご注意下さりませ。
では、良い週末をお過ごし下さい~!

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