スタッカートは状況を変える
数年前の夏、
母と叔母が入院し、私は1ヶ月以上、日本の地元の病院にいた。
命を危ぶまれた母が治り、
一見重病に見えなかった叔母が亡くなった。
大好きな叔母はガンの術後の回復がうまく行かず、
私がLAに帰ってきた数日後、この世を去った。
二人を5リズムの観点から見ていて、興味深い発見があった。
ちょっとややこしいかも、だけど、状況をわかってもらうために、まず5リズムの事を、アタマで理解できるように説明するね。
(本当はアタマで理解するのなんて、なんの意味も持たない。ずっとこれを踊り続け、人生の中で生かさない限り、知識とはただの無用な長物である)
5リズムでは、5つのリズムが廻る。
リズムは、世の中の全てに、内にも外にも、体にも、1日にも、生活にも、セックスにも、感情にも、一生にも、サイクルにも、対応する。
だから私たちはこれを人生の道しるべ、マップと呼ぶ。
・フローイング 〜 曲線、女性性 (恐怖)
・スタッカート 〜 直線、男性性 (怒り)
・カオス 〜 それらを混ぜる 手放す(悲しみ)
・リリカル 〜 軽くなる 完璧な委ね (喜び)
・スティルネス 〜 静か 統合 (慈愛)
そしてまたフローイングへともどる。人生はいわば螺旋。
母が入院した時には全く動けず、命が危ぶまれた。
そのあと、ゆっくり目覚め、上記のリズムで言えば フローイングのような動きをしていた。
母は、ゆっくりと息を吸いながら、流れるような曲線を描いていた。
そのあと、母に気力がみられ始めた頃、「絶対に治る!絶対に戦う!」と言いながら、母の動きのパターンが変わったことに気づいた。
それはもはや曲線ではなく、
直線に変わっていた。
スタッカート特有の”吐き出す”「呼吸」も、「目」も、「手」も、「足」も、思考や行動パターンも、一点に集中して直線的にそこへ向かう。
止まる。動く。方向転換。まっすぐ。そして飽きたらまた別な方向へ。
そして、すごく怒っていた。「こんちくしょう!負けるもんか!」
全て、典型的なスタッカート。
一方叔母は、、、
手術をした後もいわゆるフローイングの場所にずっといたように思う。
動きもゆっくりな曲線だったし、呼吸もフローイングの呼吸、
一生懸命吸っていたが、うまく吐けていなかったように見えた。
決してスタッカートへは移行しなかったように思う。叔母は一切怒る事なく、ただただ、怖がっていた。(フローイングの感情 恐怖)
だが、それは大好きな叔母の魂の決断なので、批判するものではない。
・・・・・
さかのぼること、私が数十年前に入院した時もそうだった。
思えば、意識が戻った瞬間から怒っていた。
なんだこの管は!絶対にはずしてやる!!
今思えば、全てがスタッカートだった。
そして、その病院やリハビリセンターで治る人を観察していると、とても多くの人が怒っていて、なんでみな、怒ってるんだろうなあと思っていた。
今になってみると、怒る事は治るための「元気」だったのかもしれない。
世の中で「元気」はいいとされ、
「怒り」は悪いとされているが、
本来、本質的には同じ「火」のエネルギーである。
体の観点からみて最も興味深いことは、怒っている人は曲線(フローイング)を描いていない。必ず直線(スタッカート)だ。
タマゴも、、、
タマゴ内で曲線の中で自分を満たし、いつかはスタッカートで卵のカラをコツン、コツンと、直線的に動かないとタマゴは内側から割れない。
スタッカートが教えることは計り知れない。
長くなるので、またチャンスがあればいつか。
(医学的には根拠がありません。私が見た範囲での私の5リズム的な見解につき、ご容赦を)
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5リズムとは
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世の中、自分の中、自分の外を見た時
物事の摂理を5つのリズムに分けてそれらを動く
ダイナミックな踊る瞑想です。
自分が自然の持つ循環と一つになること
自分の鎧を振り払って動物の直感へと戻ること
それらから得た気づきを持って
日常生活で行動していくこと
それが5リズムだと、私は捉えています。
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