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スマホの役割

首都圏ではもう当たり前のサービス「Suica」。
交通系ICが使えるエリアであれば実際どこでも使えるので、関西在住の私もすでにモバイルSuicaユーザーだ。チャージしておけば大阪近郊、JRでも私鉄でもスマホ一台でどんどん乗り継いでもいける。スゴく便利だ。

ところで、ようやくJR西日本管内で使える交通系IC「Icoca(イコカ)」も『モバイルIcoca』という名前でスマホに入ることになった。

「定期券がスマホ化する」というのはスゴく画期的なことだ、と思っていて、Suicaは使えてもどうにも中途半端感が否めなかったこの状況がやっと解消される。

持つべきカードが一枚減る、というのがいい。
将来的には「マイナカード」で免許も保険証も一緒になる、とかそれがさらにスマホに入ってしまう、というのは私には望ましい未来だ。

その「一個」をなくしてしまうと全部パー、というのは確かに怖い。
なんだか治安が悪くなっていく感じなので、盗られたりひったくられたりする可能性もある。これも怖い。

でももう戻れないだろう。この便利さには。便利になればなるほど、それが当たり前になって、そのうちに今のこの時代の状態を「あの頃はあんなことしてまで、あんな時間かけて、あんなに手間をかけて、やたら荷物になって…」みたいに語られることになる。
「昔のまま、それがいい」という人もずっと存在するだろうし、今のアナログブームのようにブーム、またはマニアな文化として続いていくこともあるだろう。

今現在自分のスマホは
情報取得(検索)、情報発信(SNS他)、財布(クレジットカード、IC決済、QR決済、切符)、認証キー(ゲームログイン、銀行口座操作)、ゲーム機、本(数十冊)、翻訳機、天気予報、時計、カメラ、情報倉庫(クラウド直結)、ラジオ、テレビ、楽器(DAW)、メモ帳、そして電話機能、だ。

これ一台とあとちゃんと電波さえ繋がっていれば、生活するのに何の苦もない。ほんのちょっと前の話だ。携帯とカードや定期の入った財布と手帳を最低限持っていた時代というのは。

すごい時代だね。
でもそうこう言ってるうちにAR VR MR世界が現実になる。
スマホさえ持たなくなってウェアラブル(身につける何か)なものになって行くんだろうね。
やっぱり「メガネ」でしょうかね?
川原礫氏の小説みたいな、頭につける「オーグマー」なのか、首に取り付ける「ニューロリンカー」みたいなものになるのか、装着者の視界に現れる仮想デスクトップで全ての情報が入出力される。そんな時代。

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