YouTube動画からみる自動車メーカートップ9の自動運転状況まとめ(前編:トヨタ/フォード/BMW)[24]
どうも、阿蘓です。
有用な自動運転関連の技術・ビジネス・ニュースを1日1回1分程度で読める記事にして配信する「1日1分自動運転ブログ」
今回は、自動車メーカーの自動運転事情について
#自動運転 #AI #電気自動車 #IoT #エンジニア
グーグルや中国のバイドゥをはじめとするIT企業の自動運転サービス市場への参入が注目を集めていますが、自動車メーカーも数千億円もの資金を投入し開発に取り組んでいます。
そこで、YouTubeで公開しているデモ動画や公式動画をもとに、どこまで進んでいるのかまとめたいと思います。
1. トヨタ
トヨタといえば、アメリカに拠点を置くTRI(Toyota Research Institute)が自動運転の先行開発を行っています。
そこでは、自動運転の機能である認知(Perception)、予測(Prediction)、計画(Planning)を実現するために、機械学習をはじめとする人工知能やシミュレーション、ロボティクスなどの開発を行っています。
この動画は、ハンドルが両方の席にあり、自動運転システムをドライバーの移行を効率よく行うためのテストを行うためのシステムだそう。
こんなクルマないので面白いですよね。
先行開発は、TRIとTRI-ADが行っていますが、自動運転サービスやモビリティサービスについて検証を行うのは、ソフトバンクの合弁会社のモネ・テクノロジーズですね。e-Paletteの実用化もここで検討されています。
トヨタは、先行開発、量産開発、またサービス会社を棲み分けて大規模に投資を行っている印象ですね。トヨタの企業間提携については、以下のnoteでもまとめているのでぜひ。
2 フォード
次に、アメリカを代表する自動車メーカーフォードについてです。
シカのように、角(LiDARです)が2つ生えたクルマを自動運転テストを行っているのがフォードになります。動画にもあるように、有名な実証実験では、ドミノ・ピザと提携をし、ピザ配達の自動化の実験を行っていました。
また、フォードの本社はアメリカのミシガン州デトロイト(五大湖の近く)に位置しており、冬になると積雪が多く、道路の白線や信号が見えずらい環境下でも自動運転のテストを行っており、環境に対する対策は、他の自動車メーカーよりも知見を持っているように思います。(Googleのウェイモは、西海岸で天候はすこぶる良い)
ミシガン大学とも連携し、巨大な自動運転テストのための試験施設を持っており、研究開発も積極的な印象です。
3. BMW
最後にドイツのBMWです。BMWは、かなり自動運転開発には前のめりで、先日、ダイムラーと自動車メーカー同士の提携を発表し、共同でレベル4の自動運転の開発することをアナウンスし、大きなニュースになりました。
一方で、BMWは、自動運転分野でのグループの囲い込みや勢力の拡大に力を入れているようで、インテル、モービルアイとも提携し自動運転開発連合を設立し、2021年を目標に完全自動運転車の量産開発を目指し動き始めています。
モービルアイは、車載カメラや自動運転用高精度マップの分野で世界を牽引している企業です。BMWは、自動運転開発に必要な要素を、その分野のナンバーワンと手を組み開発していこうと考えていることがわかりますね。
ちなみに、日本企業じゃなかなか作らない怖い動画もYouTubeに出しています(笑)
まとめ
前編は、日本トヨタ、米国フォード、独BMWの自動運転を簡単にまとめました。
おわり
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