クルマ以外の自動運転車両一覧[16]
どうも、阿蘓です。
有用な自動運転関連の技術・ビジネス・ニュースを1日1回1分程度で読める記事にして配信する「1日1分自動運転ブログ」
今回は、クルマ以外の自動運転車両一覧について
#自動運転 #AI #電気自動車 #IoT #エンジニア
自動運転と言われた最初に思い浮かぶのが
こんな感じの、いわゆる「クルマ」ですよね。しかし、それ以外にも自動運転で運用されているロボットや機械は、多く存在します。そんな、クルマ以外の自動運転について紹介します。
無人搬送車:AGV(Automated guided vehicle )
床に埋め込まれた誘導電流に従い走行するタイプや、描かれた線をカメラで認識し、その線に従って走行するタイプなどがあり、工場内のモノの移動等に使われています。
倉庫内や工場内で決まったルートである程度大きさの決まったモノを輸送する場合には非常に便利で、製造業のほとんどの工場に導入されているといっても過言ではないでしょう。
倉庫ロボット:Warehouse Robot
アマゾンやアリババなどEC関連の倉庫の多く導入されている印象です。用途としては、AGVと同じく倉庫内のモノの運搬で、基本的に走行するルートはある程度決まっています。
AGVとの大きな違いは、システム協調型であるというところだと思います。AGVの場合荷積み地点と荷降ろし地点がほとんど決まっておりそこを往復する場合がほとんどですが、倉庫ロボットは、システムの要求に合わせて経路を選択し、ほかのロボットと干渉しないように止まったり回転したり迂回したりしながら運搬するように設計されています。また、経路内には人間は立ち入り禁止の場合がほとんどです。
宅配ロボット:Delivery Robot
Amazonや日本だとZMPが有名かなと思いますが、名前の通りモノの宅配用の自動運転ロボットになります。工場や倉庫内での運用を考えたAGVや倉庫ロボットとは、違い屋外での運用が前提になるので、よりクルマの自動運転車に近いシステムになります。
センシング機能はもちろん機能安全等の機能も必要になるので、導入を目指した企業は多く存在しますが、まだ導入事例は非常に稀です。ただ、一部の地域や私有地、ホテル等で導入をすでにしている企業も存在します。
僕も、中国北京のホテルに泊まった時に、この宅配ロボットがカップラーメンを食べるための箸を届けてくれました(笑)
Driving Robot
自動車業界でないとなかなか知る機会がないと思いますが、普通のクルマを人間のように運転してくれるロボットも存在します。乗用車を作るときは、売り出す前に、テストコースで必ず安全性の検証や、ADASテストを行います。緊急ブレーキテスト、耐久テストなど。
そういった危険なテストを行う際に、アクセル、ブレーキ、ハンドルにロボットを装着し設定を済ませれば、そのロボットが代わりにテストを行ってくれるのです。簡単に言えば、危ない走行テストをドラえもんが代わりに行ってくれるようなもの。
業界では非常に需要があるロボットになります。
自動レースロボット:Autonomous Racing Motobot
見ての通りのバイクを自動で操縦するロボットです。動画はヤマハが開発したロボットでレース目的での研究開発のようなので、一般的に市販するモノでありません。が、かっこいいですよね!
将来、こんなドライバーが公道走ってたらまさにSFの世界ですね!
以上、クルマ以外の自動運転車両一覧でした。他にも色々あったら教えてください(笑)