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76.おすすめ本ランキング【2022年】

こんにちはmsayaです。

 先週に引き続き、今年の総まとめを書きたいと思います。今回は読書編です。昨年の記事はリンクからご覧ください。

2022年に読んだ本一覧
◆なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか
◆最強脳 ―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―
◆ボーダーズ
◆1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
◆チーズはどこへ消えた?
◆繊細さんの知恵袋
◆ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実
◆LIFE SHIFT2―100年時代の行動戦略
◆女のいない男たち
◆映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~
◆膠原病 よくわかる最新医学シリーズ
◆老害の人
◆現代語訳 般若心経

この中で特にお気に入りの3冊をご紹介していきます。
(本の画像をクリックするとAmazon のページに移動します)

第3位 チーズはどこへ消えた?/スペンサー・ジョンソン

迷路の中に2匹のネズミと2人の小人、ヘムとホーが住んでいました。ある日、大量のチーズが発見されます。ネズミたちは、朝早くから走り回ってチーズを食べる毎日。しかし小人たちはチーズの近くに引っ越し、働くこともなく昼過ぎにチーズを食べに行くようになりました。ところが、大量にあったはずのチーズが忽然と消えてしまい…

https://lifeset.co.jp/note/who-moved-my-cheese/#index_id2

 有名な自己啓発本です。100ページくらいしかない短い物語ですが、「勇気を出して挑戦しないと成功はないんだ」ということを分かりやすく伝えてくれました。チーズ、小人、ネズミはいろいろなものに置き換えることができるので、読めば読むほど新しい発見がある本だと思います。とにかくサクッと読めるので、読書が苦手な方にもおすすめです。

第2位 老害の人/内館牧子

迷惑なの! と言われても。昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。
そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。
双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。

https://x.gd/xcU7M

 インパクトのあるタイトルに惹かれて購入しました。老害という言葉は昔からありますが、広く使われはじめたのは最近になってからのように思います。自慢話をする老人たちと、どんな付き合い方をするのかを描くのかと思いきや、そうではありません。
 この本では、『老害』というカテゴリーを主軸にして、『自分』と『自分とは違う人』との関わり方を描いています。老人でも若者でも本質的には同じはずなのに、年齢や立場の違いで相手を拒絶してしまう。ただ、何かのタイミングで相手の考えを理解できる時もある。そんな瞬間を、物語を通して教えてくれているような気がしました。


第1位 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~/稲田豊史

なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。
なんのために? それで作品を味わったといえるのか?
著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、
やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという
事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか?
いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか?
あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。

https://x.gd/pdecy

 以前テレビで、『最近の若者は映画を早送りで見る』というニュースを見ました。その時は“もったいない見方をしているな“と感じましたが、この本を読んで理由が分かったような気がします。
 今は動画配信サイトが増えて、昔よりも簡単にたくさんの作品に触れられるようになりました。同時に、作品1つに対する価値が薄れ、面白くなければすぐ次に移る。そして、友達やインフルエンサーから紹介された『おすすめ作品』は見ておかないと話題についていけません。
 これは多くの人に当てはまる問題だと思います。作中では著者が多くの取材を通して問題の本質を探っていく構成になっているので、最後には「そういうことなんだぁ」とうなずけるはずです。ぜひ一度読んでみてほしいですね。



殿堂入り 仕事、人間関係の悩みがスーッと軽くなる! 「繊細さん」の知恵袋

 こちらは以前にも記事にしました。私もHSP(作中では繊細さん)に合致するところがたくさんあるので、この本を読んで少し気が楽になりました。怒られたことをいつまでも気にしてしまう人や、誰かからの誘いを断れない人、生きづらさを感じている人などにぜひ読んでもらいたい本です。詳しい内容は以前の記事をご覧ください。

 

 今年も毎月読書してきて、だんだんと読む本の分野が増えてきました。中にはまだ難しい本があったり、全然興味がわかないものもあります。ただ、読書している時間はすごく集中できるので朝活にピッタリです。これがどう生かされるかは分かりませんが、これからももっとたくさんの本を読んで、自分に合った一冊を探していきたいと思います。

それでは皆様、健やかにお過ごしください。

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