五輪ボランティアは地方の公務員のようだが、交通費宿泊費は自治体から出るのだろうか?
僕は、ボランティアというのは、志に共感して自分の財産をなげうって、財産がなければ自分の労働を使って参加するものだと思っていたのだが、どうも違うようである。
地方の公務員が動員されているような記載があった。
ハッキリとした記載ではないのだが、どういう人がボランティアとして動員されているのかわからない。コロナのワクチンをうちに一回東京に来いとか言う記事もあった。
しかし、こういう馬鹿騒ぎのサイトを見ると腹が立つ。この経費は皆「オリンピック金」だ。本来社会に還元されるべき企業の利益の一部なのだ。
もちろん、その「事(公務員の動員)」自身が悪いことではない。聖火リレーと言われる企業広告に公務員が使われるのだって、国家的行事(オリンピック=パブリック)だということなのだから、別に構わない。もうそうなってしまったのだ。
民主主義は買い取られたのだ。
問題は「ボランティア」という言葉の意味である。
しかし、公務員が業務命令で行かせられるということになったのならば、おかしな話である。どうなっているのか知りたいものだ。
まあ、そもそも、24時間テレビとか「ボランティア」と銘打って視聴率稼いで企業広告する辺りからおかしくなった様である。
しかし、そうすると、「本当のボランティア」=「無償奉仕」のほうが困る。金もらっているんじゃねえかと思われる。
被災地に言って頑張っている人たちが「ボランティアと呼ばないでくれ」と言いそうである。
震災やいろいろな災害で駆けつけた人たちが行政に下働きにされる事を嘆く声も聞こえる。
なんか愉快でない。そもそも、格差の祭典のボランティアって、金持ちのために汗水流す貧乏人のイメージである。
僕は毎年「国体の集計業務」で現場に出張している。その意味では、イベントの売上で食っているのだ。だから五輪で食っているヒトの気持はよく分かる。
会場には、ゴミ集めなどのボランティアの人がいる。彼らと話をすると、実に嬉しくなる。スポーツが好きで会社を休んできているという。素敵だと思う。
しかし、五輪のボランティアは、どうもそうではないようである。
どうやら、ボランティアという言葉の意味が変わってしまったようだ。
厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。