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9/28 イギリス旅日記:英国海軍と遠洋航海の港街プリマスPlymouth

私は2022.9〜2023.1の間、英国南西部のエクセター大学に交換留学しました。今シリーズは、エクセターを拠点にした英国内の様々な場所への旅行記です。コロナ後の鮮度が高い情報・長期滞在でなければ中々行かないような場所の情報も沢山掲載していますので、英国訪問を考えている皆さんの参考になれば幸いです。

このシリーズについて

今日の目的地は、エクセターから南方に1時間ほどのところにあるプリマスの街。ここに現役の軍港・漁港・客船埠頭があり、古くから英国海軍の拠点として栄えた素敵な港町である。また、イギリスから初めて米大陸へ渡ったメイフラワー号の出発地でもある。

本日の切符。なぜか前日になって買ったのにAdvance料金が適用された。Crosscountryありがたい。

列車に乗り込む。照明が電球色で高級感がある。しかし車内での案内はGWRの方が丁寧だ。途中はNewton AbbotとTotnesのみの停車で、駅間平均20kmくらいある。

プリマス着。ラウンドアバウトの真ん中に廃教会があるなかなかの光景が目に飛び込む。背景の建物も含め、ここは都会なのか新しい現代的な建築も多い印象を受ける。

まずは南東部にあるナショナルマリン水族館へ。イギリス最大の水族館ということで期待して入ったが…

正直ここは期待ほどではなかった。エイやサメはいるけれとも、日本で見られるほどの巨大水槽やトンネル型の水槽などもないし、シャチ・イルカ・ペンギンなどもいないので、日本の水族館に慣れていると物足りなく思うはず。一番印象が濃いのは、エイの皮膚を縫合手術している様子のパネルだw

気を取り直して西へと向かう。橋がまさかの可動橋!凄いな。生きてる海の街。

ここも例に漏れず、たくさんの自家用ボートが係留されている。

続いて向かったのはこちらのメイフラワー号博物館。そう、プリマスは清教徒102人を乗せてアメリカへ向かったメイフラワー号の出航地である。ここには350周年記念(1970)に作られた1/11の模型が展示されており、原寸大の復元はアメリカの方のプリマスにある。

2隻の船が出航したがメイフラワー号だけが辿り着いたこと、先住民との関係や当時の調度など、多くの展示や解説があり勉強になった。

続いて向かうのはRoyal Citadelという要塞。17世紀から、プリマス港に出入りする船に目を光らせてきた海軍の要塞で、上から見ると多角形をしている。

煉瓦の洒落た城壁や正面の大砲展示を見ると観光地化されているように錯覚するが、自動小銃を持った兵士が警備する現役の軍事施設であることを忘れてはならない。

雰囲気ある商店街、バービカン通りにやってきた。石畳はなかなか日本ではお目にかかれない。

ここのハイライトはなんと言ってもプリマスジン醸造所!世界中で飲まれるプリマスジンの全てをここで作っている。雰囲気ある店内でジン1本を購入、70cl(センチリットル)の表記が新鮮である。

メイフラワー号400年記念(2020)の金属製模型もあった。

ここで海に面したHoe Parkへ。海軍の殉死者を讃える巨大な碑が建立されており、王立海軍の街だということを再認識させられる。でも周りの芝生には普通に遊んでいる家族や学生がおり、厳粛な雰囲気というわけではない。

ここで、パーク内にあるスミートン灯台へ登る。個人的には一番良かった場所かもしれない。

途中まで螺旋階段、途中からはこんな梯子になっている。各階にキッチンなどの各種施設が設けられており、日本ではあまり見られない形態である。

いよいよ最上階!

重厚な扉から外へ出て写真を撮る。写真ではなかなか伝わらないと思うが、下に比べ風が強くスマホが飛ばされそうで怖い。これは北東方面

これは東部。要塞内が丸見えであるw

南方の海。

北方。殉死者の碑を見下ろして良いのだろうか…

それにしても、滞在中他に誰もいなくてこの眺望を独占できたのが本当によかった!公園には人が多いのに、全然登る人がいないのだ。この写真はスミートン氏。


降りてくると、フランスへ向かう国際フェリーが出航したところだった。ここは現役の活気ある港町。

海軍の船を模したモニュメント群が。潜水艦かわいい

平和だなー


駅へ帰る途中にあった教会。ここもCathedral(大聖堂)を名乗っているらしい。尖塔のとがり具合よ。18時の鐘を聞けた。


プリマス駅にて、帰りのクロスカントリーバーミンガム行きの車両。素敵な港町の旅も終わり。


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