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全員兼業家なのに、メンバー全員が「経営課題の改善案」をプレゼンする会社

きびしい要求をしていると思います。

スカイベイビーズではメンバー全員が「自社の経営課題を定義」し、「改善案を提案」しているんです。

繰り返しになりますが、スカイベイビーズはクリエイティブカンパニーです。参画するメンバーの肩書きは、クリエイティブディレクター、デザイナー、エンジニア、ライター、フォトグラファー、セールス、経理、広報など。全員が兼業家です。

出社自由・勤務時間自由。ヒエラルキーなし。命令なし。役職とそれに紐づいた権限もない、フラットな組織です。さらに、財務情報をすべてオープンにしています。

年齢も20代前半から50代とばらつきがありますし、キャリアや経験もさまざま。個人事業主含めて、経営の経験があるものもいれば、まったくという人間も。

そんな変わった組織であえて「全員が会社づくり(=経営)に携わる」という方法をとっています。

改善案は、どんな切り口から提案しても構いません。そこにルールはなし。実際に、2022年4月に行われた全社会では、2021年度を振り返り、メンバーが各々、以下のような切り口で改善案を提案してくれました。

・クリエイティブ事業の改善企画

・ECストア事業の改善企画

・スカイベイビーズのブランディング改善企画

・クリエイティブの作業効率化に関わる改善企画

・セールス方法の改善企画

・理念の発信方法に関する改善企画

15名が持ち時間10分で熱いプレゼンを繰り広げてくれました。

会社経営を自分事にしてほしい

経営課題の解決案をプレゼンしてもらうのは、「会社経営を自分事と捉える機会を提供したい」から。そういった機会がなければ、「全員兼業家の会社」で、サービス発展や事業発展を前進させるのは難しい、というのが私の考えです。

放っておくと、目の前の発注されたクリエイティブにだけ応えることになりますからね。それが自然です。

客観的に所属する組織の課題を分析して、解決策を考えてみて、メンバーとシェアするのは、楽しいと思います。嫌々ながら頑張って考えてくれているメンバーも、いるのかもしれないけれど、課題の改善は結局、自分がより心地よく働くため、自然体で生きるために役立つわけですし。我ながら、良い方法だと思っています。

最近、「全員兼業家の制作プロダクション」として、「どのように組織づくり・組織運営していくべきか」アドバイスを求められることが増えてきました。似たような組織形態をとりながら、人材の確保やリテンションに悩んでいる社長が多いようです。

ささやかながら、スカイベイビーズで実践している組織づくり、チームづくり、人育てに関しても、発信していこうと思います。


★そもそも、スカイベイビーズって何の会社?と思われた方はこちら。

★組織運営のなかでも「ミーティング」について知りたい方はこちら。

★スカイ独自に開発した「スリーロールズ制度」について知りたい方はこちら。


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