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股関節162 変形性股関節症に対する薬物療法
おはようございます!
どこかがとても痛かったら薬を使う塗山正宏です。
今日のテーマは、
変形性股関節症に対する薬物療法についてです。
変形性股関節症の治療の選択肢として、薬物療法があります。
薬物を英語で言うとドラッグ。
日本語で言うと「おくすり」です。
変形性股関節症に対して使われる薬物には色々あります。
薬物治療として選択肢は以前に比べて格段に増えています。
内服薬(飲み薬)を挙げてみると
・アセトアミノフェン(カロナールなど)
・NSAID(非ステロイド性抗炎症薬・・・ロキソニン、セレコックスなど)
・プレガバリン(リリカ、タリージェなど)
・トラマドール塩酸塩(トラムセット、トラマドールなど)
・デュロキセチン(サインバルタ)
・ノイロトロピン
などがあります。
また、皆さんが割と好きな湿布では、
・ロコアテープ(NSAIDsとの併用注意)
・ロキソニンテープ、ロキソニンパップ
・モーラステープ
・セルタッチ
・ノルスパンテープ
などがあります(他にも沢山ありますが・・・)。
内服薬は、関節の痛みが強い場合に一時的に飲むことはおススメしますが、漫然と長期的に内服することはおススメできません。
漫然と内服することにより、胃潰瘍、腎機能障害、肝機能障害など様々な内科的合併症を引き起こすリスクがあるからです。
また、強い鎮痛薬を使い続けると、関節の痛みがないために、股関節の変形が知らず知らずのうちに進行してしまうリスクもあります。
お薬は状況を見ながら適切に使用することが重要なのです!
本日のまとめ
薬は漫然と使い続けないことが重要!
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