ミロ太郎ラーメン物語 第1話 ミロ太郎ラーメン構想が立ち上がる
田原です。今、玄道優子さんと一緒に『Miro革命』という本のクラファンをやっています。
応援してくれている人から、「Miroの何がすごいのかが、よく分からないんだよね。」と伝えてもらったので、何とか伝わる方法はないかと考えた結果、Miroのすごさが伝わる物語を連載することにしました。
そこに至る経緯は、こちらを読んでね。
というわけで、はじまり、はじまり。
第1話 ミロ太郎ラーメン構想が立ち上がる
撲の名前は三上郎希(みかみろうき)。友達からは、みかみの「み」と、ろうきの「ろ」とをくっつけて、ミロと呼ばれている。
大学を卒業して人材育成の会社に勤めて3年たつけど、自分には向いていない気がする。「会社の人」みたいになっていく自分が想像できないんだ。
名刺と肩書で仕事をするんじゃなく、もっと、人と人とが、生き生きとやり取りするような現場で働きたい。それで、「脱サラセミナー」というやつに行ってみたら、僕と同じような考えのやつらがたくさんいて仲良くなった。
脱サラして始める商売の中で、ラーメン屋が人気らしい。小さな店舗で、少ないメニューでもOKだし、原価が低いから、利益率が高いのだそうだ。
自分がラーメン屋をやるなら、どんなお店にするだろうか?
脱サラセミナーで出会った友達に進められたMiroというオンラインホワイトボードみたいなやつに付箋を貼って、考えをまとめることにした。
ラーメン屋の3大要素は、「味」と「接客」と「場所」なんじゃないかと素人なりに仮定してみて、それぞれの要素について、自分がやりたい内容を付箋を貼りながら整理していった。
味は、味噌、トンコツ、しょうゆのうちの2つを組み合わて個性を出すことにした。味噌とトンコツの組み合わせは少なそうだ。味噌トンコツラーメンと、トンコツ味噌ラーメンの2種類にすれば、スープを作る労力が同じで、スープを混ぜる配分を変えることで、メニューが2つ作れるんじゃないかと思った。
接客は、何と言っても常連が大事だろう。店のファンになってくれて、リピーターになってくれれば、宣伝広告費などが必要なくなる。友達を連れてきたくなるような店の雰囲気について研究する必要があるな。
場所は、立地の良いところだと家賃が高いから、ちょっと不便なところにして、固定費を抑えたい。今は、インターネットがあるから「隠れ家的な店」ということにしよう。お客さんが自分で見つけに来てくれるような工夫は必要そうだ。
Miroに付箋を貼りながら考えているうちに、漠然と考えていたアイディアがまとまってきた。なんだか、やれそうな気がしてきた。
よし、やろう。店の名前は、「ミロ太郎ラーメン」だ!
Miroの使い方1 一人でアイディアを整理する
自分の家の壁に、巨大なホワイトボードがある生活を思い浮かべてください。思いついたことがあれば、ボードの大きさを気にしないで、いくらでも書きなぐることができる。どこまでも、書き連ねていくことができますよね。
何かを始めようと思ったとき、僕は、まず、Miroを開き、ホワイトボードに付箋を貼りながら、要素と要素の関係性を構造化していきます。
ちょうど、「ミロ太郎ラーメン」のアイディアを書き出した三上のように。
数日後に、もう一度考えて、付箋を新たに張ったり、付箋を動かしたり、しっくりくる配置と構造になるまで時間をかけます。
僕のMiroのマイページには、このようにしてアイディアを貼り付けたボードが、大量に存在していて、それが、プロジェクトが生まれるための大切な土壌になっています。
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