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成功へ向かう行為を行いながら、失敗を望む行為を重ねる。
目標が失敗する事を口に出して、目標に向かう行動を起こす。
目標が失敗する事で、自分の予測が正しいと証明出来たことに悦ぶ。
人は、それが当たり前のように、相反する事柄を矛盾と感じることなく心に持つことが出来る。

これを両面と見て、

一足を

「四神足 」
(仏教研究者中村元さんにおける四神足 を編集したもの)
欲神足 - すぐれた瞑想を得ようと願うこと
勤神足 - すぐれた瞑想を得ようと努力すること
心神足 - 心をおさめて、すぐれた瞑想を得ようとすること
観神足 - 智慧をもって思惟観察して、すぐれた瞑想を得ること

ではなく、そなわった者と解釈して、足摺七不思議を語る。

上手くいくほうがいいのは当たり前、でもね上手くいかないことを望む私もいる。
嫉妬なんて見苦しい。私は、そんなものは知らない。と思っていたら、
無自覚に嫉妬して物の怪を生じる私がいる。
仏様の教えを学び、戒律を守る私が、地獄に落ちるわけがない。と思っていたら、思うようにいかず、仏様を恨み罵り続け、地獄へ落ちるところだった私がいる。

不幸の比べをしても仕方ない。
みんな相反する心を持って悩みながら生きていくものなのだから。

両面一足は、私。

先達は、足摺七不思議で私を語る。

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