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足摺七不思議。地獄の穴。
この穴に小銭を落とすと、チリンチリンと音がして落ちて行き、その穴は金剛福寺付近まで通じるといわれています。
それがどうした。と言う方がおられます。
その通りです。話しが省略されてます。
地獄というのは、日常にある。そこここに穴がある。
ここには、いらっしゃいませんが、落とし穴に落ちちゃって、もがき苦しみ穴から抜けられない人がいます。穴に落ちてまわりが見えなくなっている人。よく見かけるでしょ。穴に落ちちゃったとしかいえない人。
どんな素晴らしく立派な人も足元に気をつけないと穴に落ちる。
そこら辺り、どこにでも「地獄の穴」がある。
穴に落ちると「地獄の苦しみ」を味わう。
穴は下に深く続いている。
「あ~」
等活地獄(とうかつじごく)
ちなみにこの「等活地獄」7つの場所に分かれています。
「屍泥処(しでいじょ)」 「刀輪処(とうりんじょ)」 「おう熱処」 「多苦処」 「あん冥処」 「不喜処」 「極苦処」
さらに落下していく。
「あ~あ~」
黒縄地獄(こくじょうじごく)
「あ~あ~あ~」
衆合地獄(しゅごうじごく)
「あ~あ~あ~あ~」
叫喚地獄(きょうかんじごく)
「あ~あ~あ~あ~あ~」
大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)
「あ~あ~あ~あ~あ~あ~」
灼熱地獄(しゃくねつじごく)
「あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~」
大焦熱地獄(だいしょうねつじごく)
「あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~」
阿鼻地獄(あびじごく)
深く 深く 落ちていく。
地獄の苦しみというものは、一つの地獄が終わると苦しみが終わるのではなく、落ちていくので、地獄は底まで続く。
もがいて這い上がろうと手をかけても地獄。深みにはまる。
ここまで落ちて抜け出せない。
足元。「地獄の穴」に気をつけて。
穴に落ちたことに早く気が付いて、穴の入口に手がかけられるところで。
まだ間に合うところで。
穴に落ちても救います。あなたを救う。
誰が?あなたが。
あなたの功徳は、
チリンチリンと音がして落ちて行き、地獄のあなたに届く。
地獄の穴の底まで落ちても落ち続けても、救いはある。
その穴は金剛福寺付近まで通じるといわれています。
観音様に変身したあなたが必ず救ってくれます。
今、あなたが観音様です。