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足摺七不思議。犬塚。
乾杯! お疲れさまでした。「土佐の清水サバ」美味しいですね。
あんたがたドコサヘキサエン酸、イコサペンタエン酸が、含まれてるので
脳の記憶するところを若返えさせるよ。
へぇぇ。でもね。ヘルシー感じるけどグラムで言うとカロリー高いよ。
そうなんだ。でね。カロリーをパワーと言い換えたらなんか凄くない。
ぜんぜん。
話しは、変わるんですけど、なんで足摺七不思議で犬塚だけ看板読んで終わりだったんですか。
長くなるから。
いいですよ。長くなったって。それを聴きに来てるんですから。
正直にお話するとね。足摺七不思議は、幸運な環境にいたので、多くの先達やお年寄り、色んなお寺の和尚さんやバスガイド、調べ物好き、話し好きの方々から伺ったお話しをまとめものですが、犬塚だけは、田村さんだけにしかお話しを伺ったことがないのです。伺ったお話しも看板へ全部書いてます。
私の異説語りというのは、「とあるけれども」実はこうだとか。「という話し」でこのような事実を伝えるとか。こんなふうに解釈するとか。そのような、人の話しをたくさん集めて、熟成させたら生まれたもの。ですので、どんな方もそうかもねという話しです。
犬塚について、同じ方から2度3度と同じ話しを聴く機会があり、同じお話しなので、その時質問したんです。不思議話しに質問も変なのですが。
犬塚は、山内忠義様の「生まれ変わりの不思議」がテーマなのに、
なんで犬塚は、名前が変わらず、今まで、犬塚と伝わっているのですか?
ここで犬が息をひきとったからだよ。昔から犬塚と呼んでいたからね。
昔から犬塚と呼んで、生まれ変わりの話しが伝わっていたのですか。
そうだよ。
でね。そこで気が付いたわけ。
この思いつきは、田村さんから否定される。田村さんは、この違和感に気が付いてない。他説を否定して、お話しが固定化すると、不思議が「想像する余地」がなくなる。すると「不思議の力」が失われてしまう。
今から話そうとする話しは、誰も話したことのない話しで、
根拠も筋もない、勝手な思いつきだから、人前で語る話しではない。
話し半分で聞いてね。
足摺岬は、すごいンです。
お坊さんが、生まれ変わり、山内忠義公になる。
そこで終わりではなくて、さらに。ここが足摺岬のすごいところ。
お坊さんを慕って息絶えた、忠犬ハチ公が。まるでハチ公のような犬ね。
犬がお坊さんを追って生まれ変わり、見事追いついて、野中兼山になった。
犬塚は、「野中兼山として生きた」犬のお墓。