寄り道は決して楽じゃない。でも、ずっとずっと豊かだ。
きのう、大学のゼミの後輩からfacebookで「大学来てくださいよー」とコメントされた。てっきり、僕が授業をサボっていると勘違いしてるのかと思い直接LINEをしてみた。結局、それは僕の勘違いでゼミのプロジェクトでいろいろと相談したいことがあるらしい。ソーシャルデザイン、まちづくりのゼミにいるのでステークホルダーが多いなかで動かしていくのは大変だろう。後輩も頑張ってるんだなあ。そうだ、僕は未だ大学生だったんだ。東京にいるとそのことを忘れそうになる。仙台帰ったらいろいろ話そうね。
授業サボってると思われてもしょうがない在籍年数ではある。笑
ゼミで思い出したのは、僕の代(2018卒)のゼミ長の島越彩香が会社のwantedlyでインタビュー記事として取り上げられていた。岩手県宮古市出身で、地元への想いが大学に入った頃から強かった。ゼミの僕らの代は7人いて、少数精鋭で選考されてたそれまでに比べると多い方だった。正直、プロジェクトをガツガツ進めたい僕からするとアイデアが出なかったり、足並みが揃わなかったり、そんなことしてないで進めよう!と言いたいことも多かった。でも、彼女はゼミ長としての責任感とか周りへ傾聴していく姿勢があった。僕とは真逆の存在は、本当に学ぶきっかけになった。「最強のゼミ長」も今は「敏腕広報」になっているに違いない。
僕が2018卒かはさておき…。切実に「卒」を狙わねば。
あ、「敏腕広報」といえば、もちろんこの人。
オトバンクの佐伯さん。月曜日にnoteランニング部の人たちで #走ラン会 というイベントを開催しました。夏頃僕が「走るを語る会やりたいんですよね。」と言い出し、佐伯さんや須河さんに背中を押されて、瀧澤さんや西原さんに手伝うよと言ってもらい素敵な会を実現できた。5人集まればいい方じゃないかと思って始めたこの企画。フタを開ければ20人以上の人が集まり、LTの登壇者もいろいろな立場の人が集まった。まさかの仙台から後輩が来てくれるということも。走るという単純なことだからこそ、一人ひとりの見える世界、ストーリーは異なる。たかが言葉かもしれない、でも言葉があるからこそストーリーに共感できるのだと思う。詳しくは須河さんのレポートnoteに書いてあるので、そちらを。
背中を押してくれた佐伯さん、須河さん、瀧澤さん、西原さんのおかげです。でも、須河さんの写真選びだけは許さない。笑
さて、 #走ラン会 といえば金曜日に大森さんがパーソナリティを務め、毎週渋谷のラジオで放送している #渋谷でRuntrip にゲストとして海外マラソンコレクターの鈴木ゆうりさんに来ていただきました。走らないランニング会に参加された鈴木さんの話が面白すぎて、大森さんにラジオのゲストにどうですか?と聞いて今回の放送が実現。僕も行かせてください!とわがままをいい参加させてもらいました。当日は日本のベケレこと八木勇樹さんも。26ヶ国、32の海外マラソンを経験してきた彼女。開始5分でぶっ飛びすぎなエピソードが炸裂し、1時間爆笑しっぱなしでした。
今週学んだことは「ギャルはノリで42.195km走れる」です。
さて、最後にRuntripインターンの話を。cotreeでインターンしている同い年のあっきー(中村彬裕)のnoteを読んで、同じようなことを感じてたのでめちゃくちゃ刺さった。4月からインターンで入り、最初「成長したい」が前に出てた。でも、日々を過ごしていくうちに「で、何をやりたいんだ?」と悩みを抱えるように。どう動いたらいいか分からない日々を過ごした。積極的に動きたいのに、なぜか消極的になっていく。悶々としたあげく、社員の方と1on1をしたときに「9ヶ月目だけど、今の自分何点だと思う?」と聞かれて「40点」と答えた。その時に、自分の中に抱えた想いやこんな記事を書きたいと伝えることができた。背中を押してもらい、もっと自由でいいんだ。自分は自信を持って挑んでいいんだと思えた。そこからやりたいことやチャレンジしたいことに手をあげられるようになった。ラジオの件も含めて。やりたいことに全力で走るからこそ、後ろを振り返るとできることが増えたり成長してるのかもしれない。
大森さん、次こそは走らないランニング会呼びます。。。(泣
人生を多々寄り道したり、立ち止まってきた僕。ここまでのいろんな日々を経て東京に来て、東京でもいろんな出会いがあったことを思い出すと苦しかったことも嬉しかったこともある。「走ることは人生に似ている」走らないランニング会でオトバンク社長の久保田さんが話していた言葉。本当にそうだと思う。あの人の言葉がなかったら、あの日がなかったら。そういう一つ欠けてもここにいないできごとを経て、今僕はここに立っている。それはきっとケガを繰り返しそれでも走ることを諦めきれなかった須河さんや、意図せず走り出した西原さんも似た想いかもしれない。人生を寄り道することは決して簡単なことではないけど、寄り道したからこそ出会えた人やできごとはずっとずっと豊かだ。