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カラスは本当にずる賢いのか?

動物たちへの一般的なイメージって、どれくらい本当なんでしょうか?
『カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?』では、
そんな常識を専門家が次々と覆していきます。
読んでいると、動物に対する見方が変わってきて面白いです。

保全の対象となっている動物は多くが大型でかわいい、あるいは目立つ動物である。目立たない動物は少なく、植物に至っては滅多に取り上げられない

この一文にはドキッとさせられました。
確かに、ニュースやドキュメンタリーで取り上げられるのは
いつも目立つ動物ばかりですよね。

しかし、著者は
「動物の見た目と保全の重要性には何の関係もない」
ときっぱり。

カラスやサメも実は人が抱くイメージとは違って、
穏やかな性質だといいます。

特にサメについて、
「サメに襲われる確率よりも、酔っ払いに絡まれる方がよほど多い」
というのには笑ってしまいました。
動物に対するイメージは
映画(サメの場合は「ジョーズ」)や
メディアの影響が大きいと改めて感じました。

バイアスを持たず、物事の本質を見極める大切さを学んだ一冊でした。

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

#読書 #動物

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