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名著『ロウソクの科学』をマンガで!

「自然科学の入り口として、
ロウソクが起こす現象ほどふさわしいものはありません」。

このマイケル・ファラデーの言葉から始まる
名著『ロウソクの科学』のマンガ版を紹介します。

ちなみに、この本は、2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが
化学の道を志すきっかけにもなったことで知られています。

「マンガだから」と侮るなかれ。
本書の魅力は、実験の様子が絵や写真でリアルに描かれていて、
まるでその場でファラデーの授業を受けているような感覚になることです。

以前に日本語訳された『ロウソクの科学』を読んだことがありましたが、
マンガ版では実験の様子がさらに理解しやすく、
まさに「腹落ち」する体験がありました。

マイケル・ファラデーは、貧しい家庭に生まれながらも独学で学び、
無線技術や電気、電磁気、モーター、気体の基礎研究など、
現在の科学や社会の礎となる数々の発見をした大化学者です。

もし彼の時代にノーベル賞があったなら、
少なくとも6回は受賞していただろうと言われるほどの人物で、
アインシュタインも彼の写真を部屋に飾っていた
というエピソードもあります。

『ロウソクの科学』は、ファラデーがクリスマス・レクチャーで行った講義をまとめたもので、
そのレクチャーは王侯貴族から一般市民まで多くの人が詰めかけるほどの人気を誇っていました。

この本を読むと、まるで質の高い授業を受け終わった後のような爽やかな読後感が得られます。
科学に興味がある人はもちろん、そうでない人にもぜひオススメしたい一冊です。


『まんがで名作 ロウソクの科学 (角川まんが学習シリーズ)』

#読書 #ロウソクの科学 #マイケルファラデー #科学 #マンガ

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