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マサトラダマスの小余言9 すべてエモになる

「ねえ、疾走感があってちょっとオシャレで歌詞がロマンティックな曲を書いて!」
「ピピピピピ…少々お待ちください….(数分後)こちらですどうぞ!」

なんてAI(人工知能)とのやりとりで音楽ができる未来がそう遠くないところまで来ています。例えば自分もすでにデモ作りをする時、ドラムの打ち込みはAIを多用していますし、その時にヒューマナイズと言って、どれくらい人間っぽい揺らぎの部分を表現するかなんていう数値の設定もあるくらいです。わざとズレムラを作ってどれくらい人間味を出すかみたいなイメージです。

また、ギターを弾きながらステージで歌う時、自分の足元に置いてある機材の設定なんですけど、歌を歌っていて音程が外れたら自動で正しい音程に修正される、みたいな機能すらあります(もはや怖い)。

アートワーク、デザインに関しても至る所で画像生成AIの技術は有効に活用されているはずで、例えばですけど、ピンクの象を歌詞のテーマに書いた曲があったとしましょう。

【ピンク 象 POP】とキーワードを入力するだけであら不思議。

絵を描くのもデザインも専門的な技術を持たない自分でも、それっぽい画像を用意できたりします。記事の途中で別のサイト開いて、画像を生成してここに貼るまで、おおよそ3分かかってないと思います。それくらいのスピード感です。
(たまに打ち合わせの資料とかに貼ったりすると心が和みます)

アーティストとして、ミュージシャンとして、クリエイターとして、めちゃめちゃ寒気がしてくると同時に2つのことを思います。これって私の仕事無くなってしまうんじゃない?ということと、一方でこれ使いこなしたら最強じゃない?ということ。純粋な恐怖と武者震いですね。こう言った技術をハイブリット、上手に使いこなすのか、本物の天才や、努力を突き詰めた圧倒的な才能で凌駕するのか、おそらく成功者が二極化するところまではなんとなく想像に易いです。

そして、おそらく今後ですけど、AIアーティストの作ったAIヒット曲というのは遅かれ早かれ出てくると思います。推測ですがおそらく最初のそれはEDMの、ワンフレーズ、中毒性のある曲だと思います。いや今もう既にあるものの何%かは本当はそうなのかもしれません、世界は広しですし、みたいなことは置いといてですね。

行き着く先は、どこなんだろうみたいなことを時折考えます。

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褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。