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TFBM 信じた道を走り続ける 8
このプロジェクトが始まって、
まだ名もなきWE RUN ON FAITHのデモがおおよそ完成した時に、
言い出しっぺ的にはこの一連の出来事を、どう映像で記録しておくか考えるわけです。
日頃からお互いのバンドが共通して使っている都内のスタジオは、
コロナ禍の中でメイキング映像として幾多使われておりこちらは少々食傷気味。
当時の世の中の情勢を伺いつつ、
どこか、海でも山でも、大自然の景色のいいところでキャンプでもしながら、
撮影もレコーディングも(そして息抜きも)、
全てひとまとめにして、納ませんかどうですかね?と熱意をもってプレゼンしたのですが、
いや、やはりレコーディングは良いスタジオ、良い音で録音するべきだという、
ミュージシャンたちの至極真っ当な意見に、ですよね、と頭を垂れ、声のボリュームを下げながら、粛々と改めて作戦を練り直したのでありました。
ただ、結果として、巡り巡ってくるもので、
キャンプをしながら、アコースティックライブをするというプロジェクト、
キャンプ型音楽メディアWILD STOCKにお声がけいただいて、実現に至ります。
言ってみるもんだ。
マイクも立てずに素の声で、素の音、極力生音で、
薪の火がパチパチと飛び跳ねる音も含めて、演奏ですしライブです。
息を吐き出せば白く吹き溜まって、ギターを弾くのに両手を擦り合わせて温めながら、それでも声はどこかいつもより透明なような気がして。
BIGMAMAはセントライトという曲を、
アコースティックアレンジして演奏したのですが、
見上げれば箒星という歌詞のところで、
ふと見上げた夜空の星々が本当に綺麗で、
改めて凄く良い曲だななんて、歌いながら思ったりしていました。
せっかくですしと、
撮影終わっても現地でそのまま寝袋でテントに泊まっていったのですが、
雨がテントを叩く音で目が覚めたりなんかして、
そう言えば今山の中にいるんだっけ、なんて起きるのは醍醐味ですよね
WILD STOCKチームに感謝を。
またお世話になれたらいいななんて。
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というわけでTOTALFAT×BIGMAMAのライブも迫ってきました。
ツアーで仕上がっているところに、バッチリ追い込んで挑みたいところ。
12月2日、ステージであなたをお待ちしております。
<ツアーの振り返り、セットリスト解説などはこちらでこっそりと>
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