デザイン以外のスキルも総動員させなければならない。

本日Business Design Talkという様々な組織で活躍するビジネスデザイナーさんたちの対談の場に参加してみた。
ビジネスの現場でデザインの有効性が認められつつあり、ビジネスとデザインの知見、両方を持ち合わせたビジネスデザイナーという職種が確立しつつあるという話しだった。

昨今〇〇デザイナーという肩書きがたくさん世の中に溢れてきているが、自分もデザイナーという肩書きを使うことがあるので、改めて自分にとってのデザインの役割を言語化してみた。

自分にとってデザインとは、自分を含め、人を動かすためのツールだと理解している。
「動かす」というのは、物に使わされる、物を買わせる、物を作らせる、効率よく作らせる、仲良く作らせる、作れる人を作らせる、自分で作れるようにさせる などなど、あらゆるアクションを含んでいる。

アクションする、または させるための手段として物や言葉、図などに物理化したり可視化する。それを基にアクションを促す。これが僕の考えるデザインの役割である。

ただし、デザインだけであらゆる人に対し、目的に沿ったアクションを促せるわけではない。時にはストーリーテリングやファシリテーション、ワークショップ、対話など、あらゆるスキルを総動員させることが必要である。

これからのデザイナーは、なにかを物理化したり可視化するスキルの他に、目的達成に必要なあらゆるスキルを意識的に身につけ、物事を着実に推進していける能力が求められていくだろう。
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