まず出会うことが難しい。
先日、Tokyo Art Book Fair(TABF)に行ってきた。
膨大な情報に晒されると、何も選べなくなる。
どれもこれも良く見えて、どれもこれも同じように見えてくる。
みんなそれぞれの想いを持って作品を生み出しているし、どんな作品にも何がしかのストーリーやメッセージ、意図が込められていることは知っている。
だけど意図を探りたくなるほどの作品に出会うのがとても難しい。たくさんありすぎて。
おそらく意図を探りたくなる作品に出会うパターンは以下3つくらい
・視覚的に違いが分かりやすい
・作家の名や表現を見聞きしたことがある
・単純に知り合い
どうすればそれ以外の手段で意図を探りたくなる作品に出会う事ができるだろうか。
運営視点で少し考えてみた。
まず作家から作品についての説明文をもらいテキストマイニングする。
来場者にアプリをダウンロードしてもらい、テキストマイニングで抽出した単語をいくつかランダムに表示する。来場者が自分が気になる単語を選択することで、その単語が含まれる作品とブースの場所を結果として返してあげる。要するに診断機能。
そうする事で、まだ見ぬ作品に対しても少しは興味を抱かせることができ、訪れたブースでも作家とのインタラクションのきっかけにもなるのではないか。