あなたもやってない?扱いづらい・嫌われる上司・部下の特徴とは!?
2005年に野村證券㈱に入社してから2019年3月に退社するまでの14年間で2つの支店と子会社を経験した。在籍中には様々な上司や部下と一緒に仕事をしてきたが、「こいつとは一緒に仕事したくない!」って人がいた。今回は自分の実体験に基づいて「嫌われる上司・部下」をテーマに自由気ままに述べてみたい。
平然と嘘をつける奴は嫌だ!
野村證券で2つの支店を経験した中で最も私が嫌悪したのが平然と嘘をつけるセールス。お客様にはもちろん、社内でも平然と嘘がつける奴がいた!でも、その嘘バレてますよ!!
私が支店でセールスをしていた時、ある若手社員の教育係をしていた。ある時、その若手社員が「今日は電話外交200件やりました!」と報告してきた。上司は「おお!すげーな!!」と感心していた。しかし、私はすぐ嘘だを分かった。なぜなら、自分が新人時代、1日100件電話外交するのも本当に大変だった記憶があるからだ。
上司のいないところで、私は若手社員に「嘘の報告はするな!」と注意した。しかし、部下は「200件しました!」の一点張り。いや~バレないと思ってるんだろうな。でも昔だったらともかく、すでにIP電話が導入されていて調べれば発信履歴を出せる。
それで総務にお願いして出してもらったらどんどん若手社員の顔が青ざめる。発信履歴は50件、でもよく見ると通話が1秒というのが30件近く。これは留守電になってすぐ切ったんだろうな。そうやって問い詰めると逃げられなくなってやっと白状。こうやって追い詰める自分も性格が悪いと思うが・・・(笑)
若手諸君に一言!
みんな気を付けてね!みんながやっていることは上司もやってきているからわかるんだよ!!サボるパターンやごまかすパターンはたいだい一緒!!!だからすぐにバレるよ(笑)
指示した通りにできないメンバーは嫌だ!
2011年に野村アグリプランニング&アドバイザリー㈱(NAPA)に出向。コンサルティング会社ではチームで仕事をすることが多い。特に人数が少ない会社だったのでプロジェクト・リーダーになると上司も部下もメンバーになる。
農林水産省の事業で、全国の優良事例を調査するプロジェクトが毎年あった。その調査レポートとはフォーマットを統一してまとめて審査委員に送らなければならない。プロジェクト・リーダーは取りまとめるのも仕事なので、事前に打ち合わせて「このWordのフォーマットに入力してください。くれぐれもフォーマットはイジらないでください。」とお願いする。
しかし、必ずフォーマットを変更して作成する人がいる。しかもその理由が4枚にまとめないといけないので、横の幅を勝手に広げて無理やり4枚にまとめるのである。それを私が統一すると5枚になってしまうので添削しなければならない。
その人は何度お願いしても自分流に作るのをやめず、遂には「私のプロジェクトに入れないでください!」と上司に懇願した。もちろん人が足りないので受け入れてもらえなかったが(笑)
でも、こんな人とは一緒に仕事したくないよね?思い当たる人は気を付けて!※ちなみにその人は今は野村アグリプランニングには在籍してません。
前社のやり方にこだわる人は嫌だ!
これは2人の事例を紹介する。一人目は野村證券の支店時代。某〇〇証券から転職をしてきたセールスがいた。彼は前の会社で社長賞?も取ったことがあると自慢をしていたが、一方で前職の証券会社の悪口を言いまくっていた。
しかし、実際に蓋を開けてみると「俺は〇〇証券ではこうやってたんや!」が口癖。野村證券のやり方を教えようとして聞こうとしない。周囲からは「どれだけ〇〇証券が好きなんだ!?」と陰口を言われる始末。結局は嫌われ者として転勤させられてしまった。
もう一人は、NAPA時代。その人はコンサル経験者としてNAPAにやってきた。そして一緒にプロジェクトをした。まだNAPA来たばかりだったので私がリーダーを務めるプロジェクトに参加してもらった。
最初は言われたことを淡々としてくれていたが、慣れてくるといちいち突っかかってくるようになった。その内容はというと・・・
「前の会社ではこうだったんですけど?なんでこうじゃないんですか?」
「うん。そうだね。前職ではそうだったかもしれないけど、ここは前の会社じゃないよね?」というのが率直な感想。もちろん、そのやり方が今のやり方よりも効率が良かったりすれば当然取り入れたい。しかし、残念ながら自分のやり方を変えたくないという理由であるがためだった。その人は1年後にはNAPAからいなくなった・・・・
この手の話はよく聞く話である。ただ転職したり、異動したのに前の会社や部署のやり方にこだわって「変化に対応できない奴」という烙印を押されたらお先真っ暗である。「郷に入れば郷に従え」という諺はまさにこういう人達のためにあるのだろう。
気を付けないと自分もいつの間にか・・・
いかがだっただろうか?今回は3つのシチュエーション紹介したが、もっと書きたい人が出てくる。ただ、じゃあ自分が優秀で完璧な人間かと言われるともちろんそんなことはない。特に2支店目の自由が丘支店ではやる気のなさMAX人間でだったので、誰かの「一緒に働きたくない奴」にランクインしている自信がある(笑)
言いたいことはサラリーマンとして生きていくためには、人間関係は切っては切り離せないので、どういう人間が好かれて、どういう人間が嫌われるのか、アンテナを高く張っていて損はないということである。ネット上にもたくさんこの手の話題は出ている。
実際に上記の「上司に嫌われる部下の特徴ワースト10」の1位は「嘘をつく、失敗を隠す」となっている。自分でも失敗を隠蔽しようとして大問題になったことがあり、その記憶はいまでも脳裏に焼き付いている。
また、自分のような40代前後の中間層は上司と部下の軋轢に挟まれやすい。昔は上司に好かれて部下に嫌われる人がよく出世すると言われていたが、今の時代は360度評価も取り入れられているので、上司とも部下ともうまく付き合っていって欲しい。