第2回 学校の教育目標及び組織と運営
建前
指導のねらい
本校の教育目標、校長の学校経営方針を確認し、学校が教育目標を達成するために組織化され運営されていることを理解する。学校運営の一部を分担していることを自覚するとともに、学校運営に積極的に参画し協力する態度を養う。
指導内容
・学校の教育目標
・組織の中における校務分掌
・校務分掌と人間関係
・会議に臨む心構え
本音
Goくん
学校目標の一つとして「社会に貢献する人材育成」が掲げられた。この目標達成のためには、地域のゴミ拾いや元気な挨拶など小さな積み重ねが重要である。長期的に生徒を見て、社会で生きる力を育てていきたい。
校務分掌では、総務部を担当することになった。総務部全体で協力しながら学校運営がスムーズに行えるよう取り組みたい。
年次会では、SAではないが、「半分くらい任せるよ」と伝えられた。多少の不安はあるが、担当学年の生徒に会うのが非常に楽しみである。
※年次=多部制・単位制の本校は学年制ではないため、入学年次という枠で生徒をグルーピングする。
※SA=スチューデントアドバイザーの略。本校では「担任」ではなく、SAという呼称を使う。
Sinちゃん
学校経営方針では、信頼感のある学校づくりとして、「生徒・職員・家庭・地域を信頼感で結び、地域社会に貢献する人材を育成する」ことを大事にしたいと校長先生からお話があった。生徒だけではなく、保護者・地域の方々の目線も意識しながら、組織の一員として先生方と協力して仕事を行っていきたい。
私から
すべての教育活動は教育目標の実現に向けたものであること、校務は、管理職のリーダーシップのもとで教職員の協働によって運営されていることを理解し、組織の中での自分の役割を忘れずに職務に臨んでください。
なお、「みずからの教育活動が教育目標や教育方針に即しているか」という視点はもちろんのこと、加えて「教育目標や教育方針が学校の現状に即しているか」、クリティカルな視点で検証できるようになることも、カリキュラムマネジメントが謳われる次期学習指導要領を考慮するに、変化の時代に教員となった二人にとっては大切な観点になるはずです。
いつかのために、ほんの少しだけ意識してみてください。