第18回 進路指導の実際Ⅰ-保護者生徒説明会(進学)
建前
指導のねらい
学校選択や進学の方法、また学費等の経済的な支援等の具体の進路相談を通じて、保護者の意識向上の方法について理解を深める。
指導内容
・進学先の選び方
・進学の方法
・経済支援の具体的説明
・保護者の進路意識の向上の方策
本音
Goくん
保護者への進路説明会に初めて参加した。本校の進学先や奨学金制度の説明など短い時間ではあるが、今後の進路決定に必要不可欠な情報ばかりだった。専門学校の担当者の話として、「進学がゴールではない。専門的知識を身に付けるには、日々の自主学習が重要である。」とあった。これは高校生活でも共通する内容である。30分や1時間程度集中し、机に向かえるような指導が必要であると感じた。
Sinちゃん
進学に関わる保護者生徒説明会を参観した。進学には多くの費用がかかること、学習習慣がついてないと進学後の生活に対応できないこと等が説明された。進学には保護者の協力が不可欠である。学校では、多くの情報提供を行いながら、生徒が自己実現できるような支援を行っていきたい。
私から
本校の保護者説明会の課題は出席者が少ないことです。進学の場合、これが秋口以降に本人・保護者の意識のずれに繋がって、推薦入試合格後に金銭面で立ち行かず、進学を辞退せざるを得なくなるという、他校ではあまり例のないトラブルに発展することがあります。
進路指導部に所属したら、またSAになったら、どのような手法で保護者の進路意識の向上を図ったらいいのか、今のうちから考えてみてください。