第29回 生徒指導の実践と事例研究Ⅳ-薬物乱用の防止-
建前
指導のねらい
薬物乱用はどこの学校でも起きる可能性があることに気づき、薬物乱用を見逃さない姿勢をもつとともに、薬物乱用防止に対して一人で悩んだりせず、組織で取り組んでいくことの大切さを理解する。
指導内容
容
・薬物乱用の背景
・薬物乱用の態様
・校内組織としての薬物乱用防止への対応
・薬物乱用防止のための心構え
本音
Goくん
薬物は高校生の身近な場所で売買されている。具体例として、(県庁所在地)のあるお店が挙げられていた。外観は一般的だが、危険ドラッグが扱われていた。友人や先輩からの誘いで薬物に手を染めてしまう可能性は高いと感じた。麻薬以外にも酒やタバコも依存性が高く、身体に大きな影響を及ぼす。
講師の先生の話で「やめることは難しいが、始めないことはできる。」という言葉があった。事前防止を徹底すれば、将来の自分を守ることに繋がる。生徒が自分自身で身を守れるよう繰り返し伝えていくべきだと感じた。
Sinちゃん
物はやめることは難しいが、始めないことはできる。薬物の危険性を認識させ,薬物乱用の防止に努めたい。
私から
この地区は、地方であれば他地区に比べて薬物(合法ドラッグを含め…ほとんどはこれだと思いますが)の誘惑が多いのだろうと判断せざるを得ない事実をいくつか耳にしています。また、本校の生徒の生活スタイルを考慮すれば、さらに薬物と出会う可能性は高い。過去には、話の内容から何かしらの運び屋として使われた経験があることが推測される生徒もいました。その危険性について、少しでも彼らの人生から遠ざけられるような場を設けたいものです。