第5回 生徒情報の共有と活用

建前

指導のねらい

さまざまな事情を抱えた多くの生徒が入学してくる本校において、生徒の指導に際して知っておくべき情報を全員で共有することの意義や目的を考察する。

指導内容

・生徒情報の共有・活用の方法と教職員間での連携
・生徒の状況や特性に応じた対応

本音

Goくん


 さまざまな事情や困難を抱える生徒や家庭の情報を共有する会議であり、本校において非常に重要な時間である。生徒の特徴を授業やHR前に確認しておく必要がある。一連の話を聞き、学習障害やいじめなどについて、自分自身が知識不足であると痛感した。先生方の経験や本などから積極的に学び、教員としての幅が広がるよう努めたい。
 私たち教員が、彼らの少しの変化に気づき、情報共有することで生徒が過ごしやすい学校生活を作る手助けができる。SAを中心に教職員全体で生徒を支え、社会で生き抜く力を育成していきたい。生徒の中には、「変わりたい」「卒業したい」という強い気持ちをもっている子が多い。毎日生徒のために自分自身に何ができるか、探し求めていきたい。1年後、あるいは卒業する時に本校に入学してよかったと思ってもらえるように尽力する決意である。

Sinちゃん

 本校の生徒が抱えているさまざまな事情について説明を受けた。生徒は一人一人異なる環境の中で生活していることが分かった。子どもたちの気持ちや考えていることを理解するように努めたい。「変わりたい」「成長したい」と思っている子どもたちの気持ちに応えられるよう、丁寧な指導を行っていきたい。
 また、情報共有の重要性も感じた。子どもたちの関わりの中で感じたことを、SAをはじめとする先生方と共有しよう思う。逆に、私も先生方に子どもたちの普段の様子を伺いながら、生徒指導の際に生かしていきたい。

私から

 生きにくさを感じている生徒、家庭に複雑な事情を抱える生徒、指導に際して踏まえておくべき事情がある生徒等、本校には多様な生徒が在籍しています。本校のスクールアイデンティティーのひとつである、リスタート、セーフティーネットとしての役割をどのように果たすべきなのか、全体ビジョンの視点を意識した上で、それぞれ本校に所属する一教員としての自分なりの視点を構築していってほしいです。
 なお、本校においては一昨年度末から、本日の会議に向けて中学校訪問やその記録、資料のまとめを進めてきました。本日の会議資料はもちろん、生徒の個人情報が含まれる資料は施錠可能な引き出しに保管する等取り扱いに注意し、かつ守秘義務に十分留意することが大切です。


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