TAMBA100アドベンチャートレイル【後編】
始まらない事で定評のある当ブログの【前編】でしたが、ようやく走ります。引き続き駄文にお付き合いください。
●スタート、そして関門ギリギリゲーム
エントリーは70人位だったがスタート地点に立ったのは63人ほどの様子(後から知ったけど)
いつものレースとは違い参加者全員猛者ばかりではあるけどA5の突破を目指す余裕のない関門ファイターとしてはトレイルの渋滞は回避したいので遠慮なくゲート2.3列目に陣取る。
まだ容赦なく雨は降り続いていたが、傘を差さない男気ある市長の10コールで15:00、スタート!
一斉に走り始めてまず飛び出したのは万場選手と山本選手。そこを追ったら潰れるのは流石にわかるがトレイルに入る約1kmはハイペース。
実は試走を沢山したガチャ君の事前情報で前半は手を使うところ多いからポールはいらない言われ教えてくれてありがとう!ガチャ君に従うよ!と仕舞っていたトレッキングポールだったが最初のトレイルでガンガン抜かされた若いゼッケンナンバー(UTMBインデックス強い順)の方々が軒並みポールを持ってたのでスチャッとポールを装備(ガチャ君ごめん)
渋滞はないがめちゃくちゃなハイペース。
みんなズルズルのトレイルをガンガン進む。櫻田さんに抜かれ、古川さんに抜かれ、チラッと見た手元の心拍計の数値は175を叩き出していたが見て見ぬふり。とにかく突破できるかもわからない35km D+3350 6:30の関門突破を目指す。
トレイル終えてロードを約2km走り最初のエイド、A3(前半25kmカットになったのでA3が1つ目のエイドポイント)の
さんなん仁王エイド(14.2km D+1080m)へ
ここではバナナをいただき水分補給ですぐ出る。
2週間前彩の国100mile走ったはがりの荒川選手に恐らくYouTube撮影をしながら颯爽と抜かれる。まじかー
この辺からはシガウマラの伊藤さんとペースが合い自然に一緒に行く流れに。レイクビワを体調不良でDNFしたのが悔しくてソロレイクビワをやったという話は中々の狂気だった。
コースはずっとズルズルの下り、もしくは激登り。この辺でだんだん先行する選手を拾い始め、飛ばしすぎたわー!と元気いっぱいの古川さんを抜かし、櫻田さんに追いつき伊藤さんと3人のトレインを形勢。そろそろ日も暮れて来た。
A4の牧野峠茶屋エイド(24.2km D+2290m)
ワカメご飯とバナナをいただき、水分補給。
ここでA5の関門突破を目指すか100kmの部への変更するかの選択を迫られる。
次のエイドまでは2時間20分。
エイドのスタッフの方には
「次の区間まで早い選手で2:10、遅い選手で2:45くらいです」と言われ、え?無理ゲーじゃない?と気持ちが折れそうになったがここまで来たら行くしかない。櫻田さんからは行けるっしょ〜と余裕の言葉。この人の話し方は安心感があるね。共に突破を目指そう。
この後のトレイルのコースはとにかく必死で記憶が曖昧だけど、最後のトレイルを繋ぐロードでは住民の方が門の外で一斗缶をガンガン叩いて頑張れ!と激励してくれ気持ちが熱くなった。地域住民の方も応援してくれるいい大会だなぁ。
最後の林道を登り切りA5の千ケ峰三谷登山口(35km D+3350m)の光が見えた!
時間は6:15。いやーーギリギリ間に合った。
エイドのテントは間に合った選手の達成感でみんなハイタッチで迎え合う。
一体感がすごかったw
とにかく喜びもあるがまずは身体を少し休めないとすぐには動けそうにない。ワカメご飯に味噌汁を入れてもらい猫まんま風にして食べる。
普段はエイド時間の短縮を意識するがこのエイドではしっかり20分以上滞在した。あとから聞いた話だと関門に10秒間に合わず失格になった選手もいたそうだ。
●でもここからが本番でして
喜びも束の間。
この関門を無事に突破できたという事は、これから100km D+10000mを行かなければならないということでもある。気合いを入れ直す。
エイドを出ると最初にやってくるのがコースで1番の標高差800m以上をひたすら登る千ケ峰へ。ずっと壁のようだった。先が見えない夜でよかった。昼だったら上を見て絶望してたな。ひたすら足元をみて登るしかなかった。
先にエイドを出た櫻田さんと再び合流してパックで進む。
この辺はアップダウンが激しくペースが上がらないので今までのレース遍歴などを話しながら楽しく進んでいたらいきなり目の前に本物の壁が出てきた。
大会公式のinstagramでもみたが本当にここを登るのか…段差も大きく割と体力を使う。アドベンチャーだな…
無事に越え進むと前に光が見えたので選手かと思ったらNHKの撮影班の方だった。こんな深夜にもいるのか。途中途中ドロドロで急な長ーい下りが多かったのだが、櫻田さんは下り方がとても綺麗で軽い身のこなしであっという間にヘッドライトの光が遠くに行ってしまう。コツを聞きたい。
自分は諦めて座って滑り台スタイルで何度も下る。こんな経験は初めてだ。
更に追ってくるカメラマンはカメラを固定しスライディングしながら斜面を降りていく。
みんないったいどうなってるんだ…
なんとかA6播州峠(51.5km D+5120m)へ。
ここが一つ目のデポバックポイント。
梅干しと甘酒を一気飲みして次のデポバックポイントまでの45km分のジェルなどを補充。普段のレースより時間がかかるので割と多めに入れフロントポケットはパンパン。
ここでもエイド食のワカメの猫まんまをいただく。どの選手もそうしてると言っていた。
エイド直後は再び壁のような斜面を直登。毎回エイド直後はエゲツない斜度を通らせないと気が済まないのかこのコースは。大体山って斜度キツイところは蛇行したルートで進ませない?
先にエイドを出た櫻田さんに一旦追いつくがそのごジワジワと離されこの辺で単独行に。
そろそろ夜が明けてきた。
A6篠ケ峰(62km D+6710m)
この辺でコースが100kmの部と合流する。
会う方みんなドロドロ。
自分と同じく夜中を頑張り戦ってきたんだなと思うと少し嬉しくなった。
ただこの辺から眠気が。いつもよりやってくるのが早い。間違いなく前半のショートレース分の疲労の結果だろうな。出力が落ちる。
A7甲賀山(72km D+7320m)
約18時間をかけてここまで来た。
約半分か…あともう半分こんな事をやるのか…と完全に気持ちがネガティブになったがきっと眠気のせいだ。事前の情報では仮眠スペースがあるとの事なのでまずは20分寝ようと決める。
IBUKIを見ると現在9位だが後ろから選手が迫ってきてる。まぁいい。まずは回復優先。
しかし風が強く仮眠スペースのテントの幌がバタバタ煩く目を瞑っても7分でギブ。うるさすぎる。
ここのエイド食は蕎麦。しかも手打ちなのか麺が不揃いなところがむしろ良く、美味しすぎて2杯いただいた。やる気が復活。
…とはいえやはり甘くはなかった。
だんだんとこの大会はエイド直後には壁の様な斜面直登ルートを用意する傾向はわかってきたがここは流石にポールを畳んで手を使わないと登れない急斜面。一手間違えると怪我しそう。
登りきった先の安全山のウォーターエイドでどこが安全なんですかwと伝えたらみんな同じ事言ってましたと言われたw
いやーほんとキツかった。
この先で再び眠気が来てとうとう幻覚が見え始めてきたので意を決して寝る事を決める。身一つで山の中で寝るのは初めてだ。風を避けられて身体は陽があたり顔だけ陰になるいい感じの場所を見つけてキャップを目隠しにしてスマホタイマーを10分セットし横になる。気持ちがいい。
次のエイドはA9岩屋山エイド(85km D+8910m)
この辺は偽ピークが多くて一生エイドに着かないかと思うくらい長かったなー
岩屋山エイドを通過しごりんかんへ。
この辺は3.4回寝たので記憶がない。
A10ごりんかんエイド(95km D+9320m)
ここでも仮眠スペースがあったので寝よう。
とりあえずデポバッグを受け取ろうと話を伺うと自分のデポバッグが手違いで届いてない…。
もともと寝るつもりだったしその間に届くか確認したら大丈夫そうと言ってくれたのでまずは20分寝ようと仮眠スペースへ。
ここで初めて靴を脱いだら自分の足が臭すぎてこのレースで一番死にたくなった。デポがないので着替えの靴下もないし仕方なく人の少なそうなスペース見つけて寝ころがっていたらその後に入って来た方が自分の頭の上を通った時にクッサ!と思いみんな同じだよな。と安心してよく寝れた。
20分タイマーで起こされエイドスペースに戻り確認するとデポの荷物はまだ届いてなかった。
しかしコース的には13kmの芦田城ループを回ると再びデポバックとなるので疲れてるし制限時間も気になるのでエイド食の素麺を食べ、お菓子を沢山持って出る事に決める。戻ったらデポバックがあるはずだ。
ロードを1km進みトレイル入った所で電話が鳴った。何事だ?と出てみたら、神戸に住むラン仲間、しゃーなしボルボ a.k.a. ヒロミチだった。家族との外出がてら応援に来てくれたらしい。残念ながらトレイルに入ってしまったので会えなかったけど切る寸前までずっと頑張れと熱い応援をしてくれて全然電話を切らしてくれなかったw
いやー激励嬉しいな。
進んでいると再び電話が。出てみると大会主催者の中谷さん。レースの中止?何事だ??と聞いてみると分岐で間違えて北側ループ回るはずが南側の周回終えた後に行くルート側に入ってしまいロストをしてるので戻らないと失格になると。
え?IBUKIをそんな見てくれてるの??すご。
急いで戻り結局往復で2kmのロスト。コース戻る時にループ終わりの松井さんに会う。でへへ〜ロストしちゃいました〜と戯けたが松井さんはもうループ終わったのか。お互い激励してすれ違う。
しかしどうも調子がおかしい。腹が減ってるし力が出ない。登れないし降れない。3歩登っては膝に手をつき、進みたいけど進めない。水分を摂ってお菓子を食べても出力が出せない。普段は疲れていても身体は動け、脚を上げろ、と頭の中で命令はできるけどそもそもそんな気持ちも起きない感じ。
これがハンガーノックというやつなのか?
思えばジェルなどのすぐエネルギーになる補給がデポで補充できなかったので皆無。
とにかくヤル気が出ない。
ここで本当にやめようと思った。80kmの時に一度Twitterで止めると書き込み持ち直したけど今回は誰にも言わずひっそりやめよう。もうダメだ。力が出ない。進みたくない。
止まって座りこんではたまに歩くようなスピードで進んでたら後ろからヘッドライトがやってきた。
ゼッケン見ると山崎選手。抜かされる際にエネルギー切れで身体が動かないから次で辞めますと伝えたら、山崎選手もデポバッグがなくて40分待ったそうだ。俺もちゃんと待てばよかった。
去り際に、
「自分はあなたが諦めずに進んで復活する事にベットします。頑張りましょう」と言ってくれた。
初めて会った人間にそんな熱い事を言ってくれるなんてなんてカッコいい方なんだ。
思い返してみると自分の中でどうしても引っかかる事が2つある。
一つはここで辞めると前レースの新城64kmから2連続のDNFになってしまう事。
そしてもう一つが2週間前に彩の国で夜間のみのサポートで参加した際に2周を終えて戻ってきた仲間がこれで止めると言った時にまだ関門OUTまで30分の時間があるから何とか持ち直して行けるところまでチャレンジするべきだ、と思ってたのに伝えられなかった事。
その後悔してる旨は後日、本人には伝えたがその時には言いたくても言えなかった。
あの時自分が人に諦めるなと伝えようとしていたのに何故自分が今諦めようとしているのか。
そんな事を考えていたら自分自身に怒りが湧いてきてせめて行けるところまでは諦めずに行く事を決心する。
きっと全ての経験が今に繋がってるんだな。
たった13kmを恐らく誰よりも遅いであろう6時間をかけてなんとか再び
ごりん館エイド(109km D+10730m)へ。
デポバッグもしっかり届いていたので手持ちの補給と再び素麺とインスタントコーヒーをいただきすぐに出発。エイドサポートの方がなんでもやりますよ!と水とかを汲んでくれた。ありがたい。
ごりん館を出る。気付けば深夜1時過ぎだ。
風はなく穏やかで月が綺麗で稜線に出ると明るかった。相変わらず幻覚は見るのでたまにトレイルで10分寝る事を繰り返していたけれど止まらず進み続けられるちょうどいい出力をようやくみつけた。時間計算したらこのままのペースで行けばゴールはできる。
A12天王坂エイド(122km D+12320m)
夜が明けた。
ここではA9岩屋山エイドにもいた元気の塊3人娘(と心の中で勝手に自分が命名)が再びエイドサポートをされていた。
まだ朝5時なのにうるさ…元気すぎるw
元気な方に会うと引っ張られるように不思議な力が出てくるもんなんだなぁ。ありがたい。
滞在時間は短めだったけど助かりました。
相変わらずペースはゆっくりだが進める。
たまに寝るし幻覚に加えて幻聴も聞こえはじめたけどおそらく間に合う。
陽も出始め気持ちもポジティブに。
すると後ろからやっと追いついた!とゼーハーしながらやってくる姿が。誰かと思ったらレース前にビールをキメた岡本さんだ!
話を聞くと前半の関門ギリギリゲームのせいで気持ち悪くなり(ビールのせいだろ)、その後10回以上吐き(ビールのせいだろ)、ごりん館ではしっかり寝て(ビールのせいだろ)、結果として前半出力セーブになったので復活したら元気がでて猛追して来たと(わけわからん)
ここからはもう競争するつもりはないから一緒にゴールしようと誘われて共に行動する事に。
このあと、後方から岡本さんが中盤共にしてきた2人組がおそらくやって来るだろうから合流しようと出力を落としつつ進む。
最後の水別れ公園エイド(131km D+13210m)を越え進んでいると後ろから元気いっぱいの高橋さんと後半も下り坂が鬼早い坂口さんの九州2人組が本当にやってきた。
順位はもうここで揃った4人がビリッケツではあるけども、ほとんどの方がクリアできなかった前半の関門ギリギリゲーム突破した仲間でもありゴールできるだけで充分なので共に行く事に。
(この方がグレートレースに映れるんじゃないかというみんなの狙いもあったがw)
そこからはもう楽しかった。レース中どこが良かった辛かった、関東・関西・九州のトレランカルチャーの話、過去出場したレースの話、いろんな話をしながら進む。
スタートする前は知らなかった方々だったけどこの短い間で過酷な時間を共有しとても仲良くなれた気がした。
トレイルを終え最後のロード、残り2km。
もう間に合うので全部歩く。途中に民家の方の手作りであろうボードが飾ってあり胸が熱くなった。会場に近づくと派手な太鼓囃子が聞こえる。まさかと思ってたら春日戦国太鼓(後で知った)の皆様による演奏が鳴り響く。ゴールゲートが見えてきた。
ゴールゲート前では古川さんや、櫻田さん、松井さんなど共に走った仲間が待っててくれた。
4人揃って45時間17分8秒でゴール!
長かった、長かった、長かったー!
でも諦めずにゴールできてよかった。
出走62人中 完走者17人(完走率27%)
4人同時ゴールなので順位は14位タイ。
優勝は30時間弱だったけど私たちはゴールできただけでいいんです。
ゴールではガチャ君が迎えてくれた。彼は途中で100kmの部に切り替えて無事ゴールしたそうだ。
少し悔しそうだったけど明るく声かけしてくれた。
割とすぐ表彰式だったので観に行くと、対象者6人の表彰が終わった後で、大会会長中谷さんより完走する事だけでも素晴らしい事なので会場にいる完走者はステージに上がって欲しいと言われ、錚々たるランナーと共に並ぶ事ができ誇らしい気持ちで頑張ってよかったと思いをより強く感じられた。
●まとめ
長々とすいません。
ここまで読んでる人はだいぶ減ってしまってるだろうけど最後に備忘録的なまとめと反省を。
◆今回の最大の敵は眠気だった
結局エイドで2回、トレイルで9回寝た。前半の出力全開による影響も多いけど眠気に負けた。
初めてカフェインピルとレッドブルを持って行ったけど最後のデポバックエイドで何故飲まなかったのか。疲れで気持ち悪くなるのを恐れてたので事前に試しておくべきだった。
◆次の日の筋肉痛がほぼなかった
過去100mile大会てば次の日は全身の筋肉痛で起き上がれずベッドで過ごしていたが、今回は日曜日昼のゴール後深夜に家に着き寝たら月曜日の昼は外食の為に歩き、電車に間に合う為に階段を走って降りる事ができた。一つは後半の出力を落とし移動していた事はあるが流石に45時間は移動している疲労の蓄積はあるはす。
あとは年明けから通い始めた「あしラボ」さんの指導のおかげだとも思っている。まだまだ教わっている事はモノにできないけれど少しずつ変われているのかな。
◆地方大会は良い。
前回レイクビワの時からも思っていたけど違う土地で走ると違う楽しみ、違う発見がある。エイドは関東は温かいけど関西は賑やかして明るくさせてくれる。そして違う地域の選手も多いので普段全く毛並みもカルチャーも違うトレイルランナーとの交流は楽しい。
そんな訳で駄文をダラダラと続けましたが、私のTAMBA100アドベンチャートレイルはこんな感じでした。ゴール直後に中谷さんに今度はカットなしのフルTAMBAに遊びにきてと言われたがもう少し考えさせてくださいw
現地で応援してくださった方々、LINEやSNSで鼓舞してくれた共に走っている仲間、そしてギアを提供いただいたタビスケチームの皆さん。
みなさんのおかげで諦めかけた時に踏みとどまり先に進む事ができました。
終わりよければ全てよし!(雑なまとめ)
新たな目標に向けてまた楽しんでいこう。
Podcast
"Chicken on Tuesdays"
にて今回のTAMBA100アドベンチャートレイルの話をしているのでそちらも是非!
レースをより楽しめるかと!
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/chicken-on-tuesdays/id1633940122
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