良質な音声コンテンツと出会う難易度が上がっている気がする
株式会社Peer Lodge代表のまささいとうです。いいね機能がなく、視聴回数が見えない招待制の音声アプリ「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。
今日は少し雑談メモ。
Clubhouseが流行したりして音声市場が盛り上がりを見せる中、良質な音声コンテンツと出会う難易度が上がっているように感じます。
Clubhouseもあっという間にカオスと化してしまいました。
本来こういう場所ではなかったはずなのに。ユーザーが本当に求めているのはこうした情報ではないはずなのに。
本来出会うべき情報が埋もれてしまっていたり、自分に合った情報を見つけにくくなっていたりするのではないかと感じます。
今後さらに音声コンテンツが世の中に溢れるようになった時、自分に合った音声コンテンツや良質な音声コンテンツと出会えるようになる未来が求められるのではないかと思います。
サービス自体に求められる役割
Spotifyなどが実現しようとしているのは、そうした世界観に近しいのかもしれません。自分に合った音楽と出会えるような研ぎ澄まされたレコメンデーション。
SpotifyはPodcast系の企業の買収にもかなり力を入れてPodcast事業の強化を図っており、今後は音楽だけではなくPodcastなどの音声コンテンツ全体におけるレコメンド機能は強固になっていきそうです。
Spotifyのように、サービス自体にも自分に合った音声コンテンツや良質な音声コンテンツと出会えるようなレコメンド機能の実装は、今後音声サービスに必須で求められていくことではないかと思います。
Voicyにも先日のリニューアルでレコメンド機能が追加されていました。すごい。
サービス自体では担えない役割
音声サービス自体がレコメンド機能を強化していく一方で、サービス以外でも自分に合った音声コンテンツや良質な音声コンテンツと出会うためのユーザーの助けとなるような中立的な役割が求められているのではないかと感じます。
VoicyでやっているVoicy Jounalが中立的になったようなイメージというか。
我々のビジョンは「本音でいられる居場所をつくる」ということですが、現在提供する「Peer Radio(ピアラジオ)」のみならず、そうした良質な音声コンテンツと出会えるような場所づくりも、役割として担っていくべきなのかもしれないと感じています。
・ユーザーごとに最適かつ、良質な音声コンテンツを届ける
・自社サービスへの流入のみを目的としない、中立的なコンテンツの提供
・主観になりすぎず、客観性を持ったコンテンツ提供
上記などが実現できるようなサービスをつくれれば、ということをぼんやりと考えています。
Wikipediaみたいにユーザーがコンテンツを作成・編集できても面白いのかもしれない。
はてなブックマーク的な思想で、ユーザーに評価されているコンテンツがより信頼性がある、という設計はありなのか。
ただ、評価が高いものが必ずしも良いものとは限らないし、数字に捉われる世界観になってしまうかもしれないので、慎重な設計は必要そう。
また具体的に考えて、色々と書いてみようと思います。
おわりに
いいね機能がなく、視聴回数が見えない招待制の音声コミュニティ「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。
気になられた方おられましたら、よろしければユーザー登録いただけたら嬉しいです^^