平日に休みたい
もちろん土日も休みたい。その上で、たまには平日も休みたいのだ。別に毎日休みたいわけじゃない。1日のうちほんの一部だけを仕事に回して、あとの時間をあてもなくぶらぶらと歩いて、たまにお金を使って。
新宿のヨドバシカメラの前にあるポケモン広場に並べてある白いベンチに座って、ここからどうやってヨドバシカメラ店内を回ろうか考えている時間が好きだ。大体はカメラ館しか行かないけど。
なんとなく今日試してみたい商品を頭に浮かべる。マイクロフォーサーズマウントの小型ミラーレスで、チルト液晶になっているやつが欲しいなと。現行モデルだとEP-7、EM-10 MarkⅣぐらいしかない。
後はソニーEマウントのTAMRON 20-40mm F2.8も。欲しい焦点距離を完璧にカバーできている。
こういうのって、実際に店頭で試したところで、ほぼ自分が撮りたいシチュエーションで使えるかどうかはらないので、だったら便利ズームで同じ焦点距離を使って、実際のフィールドで撮影している方はさがよほど参考になる。たとえ絞りがF8位になったとしても。
ここのところ久しぶりに1人の時間が持てている。だからといってやっている事は、忙しさの中で好きな時間でやっていることが間伸びしているだけな気がしている。
ひたすらYouTubeを見たり、本屋を巡ったり、あてもなく、散歩をしながら写真を撮ったり。これらはどんなに忙しくても、どんなに暇でもやり続けてしまうだろう。
図書館でスロバキアの写真家、Mária Švarbová(マーリア・シュヴァルボヴァー)の写真集「Swimming Pool」を観る。その名の通り、スロバキアの市民プールを題材として、淡い色合いかつ無機質であり、少しヘルシーなモデルとともに公共空間であるプールをシュールに写し出す。
この写真集の色合いをリファレンスにして、例のプールで撮られた写真をグレーディングしたい。そんな感想しか出てこない自分の浅さに笑えてくる。マーリアさんはご自身をモデルなんじゃないかと言うぐらい素敵な出立ちで、ビハインドザシーンズも映える映える。
Instagramや自身のサイトにもこの写真集と同じ系譜の写真がたくさんあってとても良い。
自分の写真はごちゃごちゃしていたり、暗がりだったり、無機質なビルが多いので、マーリアのような淡くてて構図がシンプルで構生物が少なく静かな写真を撮ってみたいなと思わせる。