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【55歳から目指せ! 公認心理師】単位取得は眠気との闘いだった! 通信大学での単位取得のコツ

眠い! 眠い! 眠い!
とにかく眠いのだ。
大学の通信課程で心理学を学び、大学院に進学。最終的に公認心理師を目指すことにした私だが、実際勉強を始めるととにかく眠気に襲われる。
入学金を支払うと共に大学から送られてきたのは参考図書十数冊。
その参考図書をとにかく読んで、レポートを書くのが通信課程で学ぶ私に課せられた責務である。
通常の大学生だと、大学に行って授業を受けてとなるのだが、通信課程では自学自習が基本だ。
40年近く前の大学生時代を思い出すと、確かに授業時間で寝ていたこともあったが、それでも夢うつつの中、少しは授業の内容が頭に残ったものである。
しかし今は参考図書を読み始めると数分でものすごい睡魔に襲われる。
授業のように終了のチャイムもないので、気が付いたら朝になっていた、なんて事はしょっちゅうだった。
1週間勉強しても、数ページしか読み進められず、課題レポートを書き始められるのはいつになることやら。
そんな感じで私の公認心理師の挑戦は3か月過ぎてしまった。
やはり、55歳の私が公認心理師を目指すなんて土台無理だったのだ。
やるんじゃなかった。
夕食時に大学に今年入学した次男にそんな弱音を吐くと、
「まあ、最初からうまくはいかないよ。仕事しながらなんだしさ」
と慰めの言葉が。
くじけそうな気持を息子の一言でなんとか、踏みとどまったが、果てさてこれからどうすればよいのか?
「そういえばさ、勉強できる人って、まず最初に問題集からやるってよ」
妻の言葉に衝撃を受ける。
そうだ。いっそレポートからやっつけよう!

早速別冊のレポート課題を見る。
うーん。宇宙語だ。何を問われているのかすらわからない。
しようがないので参考図書の索引欄から、レポート課題でわからない単語をかたっぱしから調べる。
何となく課題で問われている事がわかった北。
参考図書の中で回答が書いていそうな箇所のめぼしをつけられた。
よし! 課題をやっつけるために該当の箇所を読みつぶしてみる
あれれ、今度は眠くならないぞ。
そうなのだ。
人間は目的がある読書だと眠くならないのだ。
しかも、何となく内容もわかってきたぞ。
よし、とりあえず書くだけ書いて、レポートを大学に提出したのだった。

2週間後。
評価C。
レポートの体裁がなっていないとか、色々書かれたが何とかギリギリレポートは合格!
あとはスクーリングと最終テスト、2つの障害を乗り越える必要があるが、一歩勉強を進める事ができた。
決して褒められた方法ではないが、とにかく私は大学を卒業し大学院も卒業し、公認心理師になりたいのだ。
そのための一歩をとりあえずは踏み出す事ができたのだ。
上出来ではないか。
Cにレポートが返却された日。
私はなんとかレポートが合格した件を伝える。
「そうよかったじゃない!」
と妻と息子。
「ところでお前はどうなんだ?」
と息子にそれとなく聞いてみる。
「いまの所単位を落とした科目はないかな」
そうか。お父さんは3カ月遅れでなんとか単位が取れる科目が1つできたのに羨ましい限りだ。
私の挑戦は始まったばかり。
これから巻き返そう!

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