エンジニア組織をアジャイルでブランディングしてきたい
デザインで広報・採用に貢献する
現在、Helpfeelで私が取り組んでいるのは、広報や採用においてデザインでどのように貢献できるかという課題です。コーポレートブランディングという広い範囲もやってきましたが、広報と採用に集中したデザインは私にとって初めての挑戦です。
Helpfeelは急成長中で、エンジニアを大募集中。しかし、エンジニア採用の競争は激しく、どの企業も魅力的です。私たちが選ばれるためには、Helpfeelの開発組織のモノづくりの考え方や価値観をしっかりと伝える必要があります。そこで、今までやってきたブランディングの経験を活かし、開発組織ブランディングに挑戦しようと考えました。
失敗と気づき
まず、一般的にあるブランディングのフレームワークを基に、オンラインMTGやドキュメントでヒアリングを実施しましたが、なかなか意見が引き出せず、あまりうまくいきませんでした。原因の一つとして、入社して間もなく、Helpfeelやそのメンバーに対する理解が浅かったことが考えられます。
そこで、アプローチを「作りながら考える」、いわばアジャイル的なアプローチに切り替え、メンバーと制作物を通して積極的に交流しながら、その反応を見つつプロセスを進めていくことにしました。
「Helpfeel Tech Conf 2024」に向けたデザイン
まず取り組んだのは、「Helpfeel Tech Conf 2024」のイベントデザインです。このイベントでは、Helpfeelの多様で個性的なメンバーをフレンドリーに伝えることをコンセプトにしています。メインビジュアルでは、メンバー自身をフィーチャーし、個々の個性を際立たせながらも、チームとしての一体感を表現しました。例えば、バッジなどのアイテムをメンバーごとにデザインし、個性とチーム感を共存させるデザインを目指しました。
また、イベントで配布する小冊子は、マイナビTech+でHelpfeelが連載している「それもまたUIだね。」というコンテンツを、現物の小冊子化。エンジニアたちのUIに対するこだわりを伝える内容にまとめています。デザインにはテクノロジーと遊び心を融合させ、Helpfeelの開発文化を表現しました。
エンジニア採用LPのデザイン
これらを制作していく過程として、開発組織のプロダクト開発の進め方や考え方などがまとまってるドキュメントや、様々な議論がされているものを読み込むことで、だいぶ解像度が上がってきました。
エンジニア採用LPでは、Helpfeelの「助ける」という理念を、希望の光というコンセプトにし、暗闇の中に差し込む光のようなデザインに仕上げました。少し先の未来を感じさせるビジュアルと、フレンドリーさをトーン&マナーの基盤に置いています。
このLPを見て、実際に入社に繋がった実績はまだありませんが、社内外のエンジニアから「かっこいい」という評価をいただけており、こういったエンジニア向けのデザインを作ったことが無い自分としては、手応えを感じています。
日々進化するブランディング
LP公開で一区切りしましたが、アジャイルな開発組織ブランディングはまだまだ進化の途中です。エンジニアだけでなく、採用広報・技術広報のメンバーとのコミュニケーションを大切にし、インハウスデザイナーならではのアプローチで日々改善し続けたいと思っています。経過は都度都度noteで発信していく予定です。
絶賛採用中
冒頭で申した通り、Helpfeelでは現在エンジニアやPdM、UIデザイナーを募集しています。こちらに今回制作したLPがありますので、ぜひ一度見ていただき興味がありましたら、カジュアル面談などの応募をお待ちしています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。