仏教に学ぶ生き方、考え方「一隅を照らす」
クリスマスなのに仏教のお話をします。
皆さん、「中村哲さん」のことはご存知だと思います。
アフガニスタンに「水路を作る」という支援をしていた矢先に武装勢力に襲われて亡くなられました。
中村哲さんはキリスト教徒ですが、「一隅を照らす」という「伝教大師最澄」様の教えを活動の信念としておられました。
「自分は社会を変えようなどとは思っていない。ただ目の前の自分のできることをやっているだけなのだ」と、おっしゃっておりました。
結果として、私財を投じ、寄附金を集めて基金を作り、広大な不毛地帯をに水路を作り「緑の大地」に変えてきたのです。
このことは「自分の周りを照らす」ことがいかに大きな意味を持つのかを如実に表しております。
大切なのは、「周りを照らせば、周りの人々もまた照らす光になる」ということです。
一人ひとりの「照らす範囲」は限られていても、灯が拡がれば「大きな力」になるのです。
中村哲さんがお亡くなりになられたことは悲しい出来事ですが、「灯した明かり」がますます広がっていることは嬉しいことです。
☆今日の一句☆
私から
灯りを点けよう
広げよう
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