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仏教に学ぶ生き方、考え方「お年寄りを敬うことにどんな意味があるのか?」

 本日は「敬老の日」です。

 敬老の日というと、長寿で元気なおじいちゃんおばあちゃんが「クローズアップ」されます。

 でも世の中には様々な事情を抱えながら、「命の灯火」をともしておられる方も大勢おられます。

 また今は極楽浄土に「往生された」方もいらっしゃいます。

 そのような方に対しても、同じような心持ちでいたいものだと思っております。

 ではお年寄りを敬うことは、どういう「意味」があるのでしょう?

 仏教には「諸法実相」(しょほうじっそう)という考え方があります。

 諸法とは「すべての存在や現象」のこと、実相とは「真実やありのままの姿」のことを指します。

 つまりそのままありのままを、そのまま受け入れていく心持ちのことなのです。

 でも人は様々な物事をあれこれ考えて「善悪や優劣」をつけてしまいます。

その結果、「煩悩」が生まれ「苦しみや悲しみや怒り」が大きくなると考えるのです。

 それを少なくするためには、「そのままを受け入れる心持ち」が大切なのです。

 なかなか難しいかもしれませんが、そのように心がけていくことは、「やがては自分に返ってくる」のではないでしょうか?

 そしてありのままを受け入れる気持ちは、すべての物事に優しくなれる「万能調味料」だと感じるのは私だけではないはずです。


 ☆今日の一句☆

 お年寄り
    あなたは私の
         そばに寄り

 

 

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