仏教に学ぶ生き方、考え方「道具と機械」

 皆さんは、何か仕事をするときに、道具を使う方ですか?それとも機械を使う方ですか?

 道具はそのもの自体は動きませんが、「人間の手」によって使われ、その用途をしやすくするためのものです。

 対して機械は「それ自体が仕事をしたり動いたりする」ことで、道具よりもはるかに多くの仕事をこなすことができます。

 例えて言うなら、車は一日に何百キロも移動できますが、自転車はせいぜい数十キロしか、移動できません。

 なので、なるべく機械を使って、楽をして多くの仕事をこなそうと思います。

 でも私はどちらかというと、「道具のほうが使い勝手が良い」という印象を持っています。

 何か機械だと「細かい部分」を見逃してしまいそうな気がしております。

 なので境内の掃除も「箒にサライ」 でほとんどこなします。

 裏に生えてきた竹も昨年の冬に全部切りました。

 その数百本以上、、、。

 全部ノコギリで枝まで切り落としました。

 何が言いたいかというと、機械より道具のほうが、心までゆったりと構えることができるのです。

 そして毎日コツコツと仕事をこなそうという気持ちが出てきます。

 そういう仕事への向かい方が仏教的にもいいのかなと思っています。

 そして仕事を終えたときの満足感もとても大きいのです。

 機械より道具、ぜひ心がけてみてはいかがでしょう?


☆今日の一句☆

 手を使い
    心を込めたら
         忘れない

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