仏教に学ぶ生き方、考え方「歯医者」
先日から歯が痛くなったので、歯医者に通っています。
奥歯が痛めてきたので、思い切って抜いてもらいました。
その結果、それまでの鈍い痛みがすっきり取れて、美味しく食べられております。
でももし「歯が痛い」のに、美味しいものを出されても、美味しくは食べられないでしょう。
それどころか、噛むときの痛みを恐れて、味わうこともできないはずです。
実は仏教も同じように考えられています。
いくら楽しいことを与えられても、「苦しみがある状態では楽しめない」のです。
だからまずは「苦しみのもとを解決」して、「苦しみをなくす」ことから全てが始まるのです。
そして、「苦しみがない状態」はある意味、「楽だし楽しい」とも言えるのです。
これを「抜苦与楽」(ばっくよらく)と言って、仏教のもっとも大切にされている教えです。
仏教が「楽しみ」よりまず「苦しみ」に目を向けるのは、「苦しみを抜く」ことが「全ての基本」となるからです。
☆今日の一句☆
苦しみを
まずは抜くこと
大切です