ほとけさまのおしえ「漫才ブーム」
皆さんは八十年代を風靡した「漫才ブーム」をご存知ですか?
「ザ・ぼんち」や「ツービート」や「B&B」といったコンビが、人気を博しましたよね~。
高校生だった私も例に漏れずブームに乗ってファンになり、名古屋駅の新幹線ホームで「入り待ち」をしたこともありました。
その時は偶然にも「島田洋七さん」に出会い、改札まで追いかけて言葉をかけてもらった思い出があります。
そんな中で女性コンビの先駆けとして人気を博していたのが「今いくよ・くるよ」です。
今いくよ・くるよのファンでもあった私は、なんば花月のステージで一度だけ「生のステージ」を観たことが懐かしく思い浮かばれます。
二人の絶妙なかけあいと、くるよさんの堂々としたボケが大好きでした。
まず何と言ってもあの華やかな衣装が異彩を放っていましたよね~。
これでもかというほどのヒラヒラの衣装を身にまといながらも、全身でボケを演じる姿が心地よかったのです。
そして「どやさ!」に代表されるギャグも楽しかったです。
大きく見開いた眼に丸い顔にショートヘアの七三分け、そして大きなお腹といういで立ちは清々しくもありました。
そういうコンプレックスを逆手にとって、堂々とステージに立つ姿がとても心地よかった思い出があります。
そんな今いくよ・くるよさんでしたが八年前にいくよさんが、そして今年にはくるよさんが亡くなられました。
いくよさん亡き後も、吉本を辞めずに活動し続け、病気を患ってからも車椅子でステージに上がる姿も心震える思いで応援をしておりました。
そして今、しみじみと思うのです。
きっと極楽で再会を果たし、皆さんの心が軽く安らかになるように笑いをいつまでも送り届けてくれているのではないかと。
そしてそんな生き方に、今日も励まされ続けている方も多いのではないでしょうか。
☆今日の一句☆
極楽へ
いくよ来るよと
また会いて