仏教に学ぶ生き方、考え方「仕事が大変だと嘆く前に思うこと」
ゴールデンウィークが終わり、毎日「仕事」を頑張られている方も多いと思います。
積み上がる仕事をこなしながら、「大変な思い」をされている方も多いでしょう。
そんなときについつい「なんでこんなことを毎日しなくちゃいけないんだ」とか「仕事が忙しすぎてたまんないよ」など、ボヤきたくなることもあるでしょう。
そういう私も、先週は「お葬式」や「法要」が多くありました。
住職は基本一人なので、予定が重ならないようにするのは「最も気を遣う」ことです。
そんなとき、「もう一人いてくれたらな」とついつい思ってしまいます。
でもよくよく考えてみれば、そういうことも含めて住職を「引き受けた」のは誰でしょう?
他でもない「自分自身」なのです。
もしできないと感じるのであれば、御同行様には悪いですが「引き受けなければいい」わけです。
そういうことをいうと「簡単にやめられないんだよ」と叱られそうですよね。
「家族がいるから」「家や車のローンがあるから」そんな簡単な話じゃないんだよ~と怒られてしまうと思います。
でもそれを「手に入れよう」と思ったのは誰でしょう?
それも他でもない「自分自身」なのです。
つまり「自分から」仕事を始めて、自分で家族を持ち、家や車を購入したはずです。
「初心忘るるべからず」と申しますが、その中に「自ら選んで自ら始めたことだ」ということを心のどこかに留め置いていたいなと思っております。
☆今日の一句☆
辛くとも
仕事ができるは
ありがたし