仏教に学ぶ生き方、考え方「味噌汁の味が染みるということ」
今日は朝からほとんど何も食べずに過ごし、法要と二回のプールをこなした後でこんな時間に「ご飯」を食べております。
夜遅くに脂っこいものは控えようと、ファミレスの「七種の和定食」をオーダーして食べたのですが、お腹が空いていたこともあり、一つ一つの味がとても「よく」感じられました。
ヒジキの甘煮や紫蘇と大根おろしもとても風味が味わえて、「心が満たされ」ました。
あと、何と言っても「味噌汁」が美味しかったのです。
ファミレスの味噌汁なので期待はそこまでしていなかったのですが、なんと私の好きな「赤味噌」でコクもあり、「出汁」もよく効いていました。
そしてそういえば最近、味噌汁を「飲んでいなかったな」とつくづく感じたのです。
その昔、母親は毎日「煮干し」から出汁をとって味噌汁を作ってくれました。
煮干しの出汁はコクと少しの「苦味」とザラザラした「食感」があり、それをあまりよく思っていない時期もありましたが、そういえばあの味噌汁をもう一度食べてみたいと「強く思う」ようになりました。
今日の味噌汁はそれに近い味で、ご飯もすすみました。
味噌汁の具には玉ねぎやナス、卵を落として煮立てて固茹でにしたものと、今となってはどの具材も懐かしい思い出です。
子供の頃は嫌いな野菜が萎びた状態で入っているので嫌でしたが、今はそういう具材こそ食べてみたいと感じています。
でも食べたいなと思うときには、母親はもういないのですよね~。
ファミレスの味噌汁を味わいながら、そんな記憶を蘇えらせているなんて、なんだか胸が締め付けられるくらいの「幸せな気分」になっております。
☆今日の一句☆
味噌汁の
出汁に紛れし
母の恩