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ほとけさまのおしえ「手洗い洗濯」

 冬は寒いですが、太平洋側のこの地域では晴れて「乾燥する日」が多くなります。

 こんな日に朝から洗濯をするのは、「ワクワク」するものです。

 洗濯機を持たず、「手洗い洗濯」を続けている私は、朝起きて水シャワーを済ませると、おもむろに洗濯物をたらいに入れて「押し洗い」をします。

 その時、水シャワーの後でズボンと半袖Tシャツという「薄着」で洗濯をするのです。

 なぜかと言うと水が袖にかかったりしないように「半袖Tシャツ」だけのほうが洗いやすいからです。

 そして押し洗いは体全体の筋肉を使うので、「ホカホカする」くらい温まります。

 そのうえ井戸水での洗濯ですので最初は冷たいですが、途中から「あったかく感じる水」に変わります。

 そして身体を動かしながら洗濯をしていると、様々なアイデアや「仏法についての考え方」が思い浮かびます。

 このひとときは、私にとっては「ほとけさまと向き合っている」ときなのかもしれません。

 そして洗いざらしのまま、絞らずに干していきます。

 裾から水が滴り落ち、夕方に乾くかどうか心配になりますが、冬の乾燥した空気と風はちゃんと「繊維の中の水分」を取ってくれます!

 この気温でもちゃんと乾いてくれるのが、不思議でもありありがたいなと感じるひとときです。

 冬の太陽と乾燥した空気を信じ、「お任せする心持ち」が大切なのだなとあらためて感じております。

 そして夕方に乾いた洗濯物を取り込むときに、「感謝の心」が湧き上がってきます。

 冬の手洗い洗濯は、様々な想いを呼び起こしてくれる「大切な修行」なのです。


☆今日の一句☆

 寒風に
   心晒して
      軽くなり

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